調査対象者に、業務委託として働く自身を評価する場合、どのような評価になると思うかを尋ねたところ、「かなり高い評価」が22.7%、「やや高い評価」が48.5%となった。

今後のキャリア形成の観点で、業務委託として働く課題を尋ねた質問(複数回答)では、「安定性に欠ける」が57.6%、「独力で営業する必要がある」が40.5%、「負傷・疾病時の補償がない」が40.5%となっている。

業務委託として働く課題について、「特にない」以外を回答した人に、課題を自由に答えてもらったところ、「忙しく時間の管理が難しい」「責任の所在がわかりにくい時がある」といった意見が寄せられた。
正社員と比較して、年収はどのくらい変化したかを尋ねた質問では、「200%以上上昇」が14.8%、「150~200%未満上昇」が13.7%となっている。

業務委託における働き方でのメリットを尋ねたところ(複数回答)、「勤務時間を調整できる」が61.0%、「得意分野に特化した仕事ができる」が51.2%、「裁量で仕事や収入をコントロールできる」が45.6%だった。

業務委託における働き方でのメリットについて、「特にない」以外を回答した人に、メリットを自由に答えてもらった質問では、「自己裁量の大きさ」「社会情勢に合わせやすい」といった意見が寄せられている。
正社員から変わった意識としては(複数回答)、「組織ではなく自分へのコミットメントが高まった」が42.4%、「対人関係に対する意識が変わった」が35.1%、「心に余裕ができアウトプットの質が高まった」が30.2%となった。

正社員から変わった意識について、「特にない」以外を回答した人に、変わった意識を自由に答えてもらったところ、「自己責任、当事者意識の向上」「収入支出のバランスとコスト感覚」といった回答が寄せられている。
今後、業務委託を活用する動きは加速していくと思うかを尋ねた質問では、「かなりそう思う」が21.3%、「ややそう思う」が46.3%となった。

業務委託を活用する動きは加速していくと思うかという質問に、「かなりそう思う」「ややそう思う」と答えた人に、業務委託を活用する動きが加速すると思う理由を尋ねたところ(複数回答)、「終身雇用が難しくなるため」が69.0%、「今後も副業での働き方が加速するため」が50.5%、「ジョブ型を導入する企業が増えているため」が47.3%となっている。

同じく、業務委託を活用する動きは加速していくと思うかという質問に、「かなりそう思う」「ややそう思う」と答えた人に、その他の理由を自由に答えてもらった質問では、「コロナで在宅ワークがデフォルトになった」「企業の人件費削減」といった意見が寄せられた。
今後、プロ業務委託人材に求められると思うことを尋ねたところ、「成果にコミットできるスキル」が62.9%、「あらゆる状況の変化に対応できる柔軟性」が60.2%、「自律心」が45.1%となっている。

今後、プロ業務委託人材に求められると思うことについて、「わからない」以外の回答をした人に、プロ業務委託人材に求められると思うことを自由に答えてもらった質問では、「自己管理能力」「コミュニケーション能力」といった意見が寄せられた。
業務委託として向いている人の素養/意識を尋ねたところ(複数回答)、「成果に対する強い責任感」が59.8%、「高いコミュニケーション能力」が53.9%、「自己成長力や成長欲求」が40.2%となっている。

業務委託として向いている人の素養/意識について、「わからない」以外の回答をした人に、素養/意識を自由に答えてもらった質問では、「全体を俯瞰して考える能力」「徹底したコスト意識」といった意見が寄せられた。
業務委託として働くなかで、業務委託をサポートしてくれるどのようなサービスがあればうれしいかを尋ねたところ(複数回答)、「案件の紹介」が52.4%、「福利厚生サービス」が33.7%、「助成金紹介・申請サポート」が29.5%となっている。
