米Amazon Web Servicesは、8月10日(現地時間)にTwichのAWSチャンネルで開催されたバーチャルイベント「AWS Storage Day 2022」にて、さまざまな新機能や新サービスを発表している。
Amazon EBSでは、単一のAPIコールまたはAmazon EC2コンソールを使用して、スナップショットの作成プロセスで除外する特定のボリュームを選択できるようになった。EBSボリュームのサブセットにおけるクラッシュコンシステントスナップショットもAmazon Data Lifecycle Managerポリシーによってサポートされ、マルチボリュームスナップショットのライフサイクルが自動化される。なお、同機能は追加料金なしで利用可能となっている。
AWS Storageでは、従来のアプリケーションと最新のアプリケーションに最適なクラウドを提供するとともに、AWS Storageでのデータレイク、そのデータ上での分析、機械学習、ストリーミングをサポートし、エッジにおいてクラウドの利点が利用できるようになった。
あわせて、ハイブリッドクラウドのワークロードを高速化および簡素化する新サービス「Amazon File Cache」も発表されている。Amazon File Cacheは、AWSにおける高速キャッシュを提供し、データがどこに保存されているかに関わらず、ファイルデータの処理を容易にする。オンプレミスのファイルサーバまたはAWSのファイルシステム、オブジェクトストアに保存されたデータの一時的な高パフォーマンスストレージとして機能し、分散したデータセットをAWS上のファイルベースのアプリケーションで利用できるようになる。なお、Amazon File Cacheの一般提供は2022年後半を予定している。
ほかにも、AWS Transfer FamilyのサーバエンドポイントのAmazon Virtual Private Cloud(Amazon VPC)へのデプロイが可能になるとともに、AWS Partner Network(APN)Service Delivery Program(SDP)の一部として、AWS Transfer Family Delivery Programが発表された。また、2022年2月に発表したAWS Skill Builderのブロックストレージとオブジェクトストレージの学習プランに合わせたデジタルバッジに、5つのストレージ学習バッジを追加している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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