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Women Developers Summit 2022 セッションレポート(AD)

個人や組織の成長にもつながるサイクルを生み出す「チーフエンジニア」という働き方

【B-7】3人のエンジニアが語る「チーフエンジニア」という働き方

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技術とマネジメントの二軸でサービス価値を向上させるために

 「気がつけば2年も経っていた」と笑う3人だが、今後についてもそれぞれ新しい構想を描いているという。

 若宮氏は「エンジニアリングマネジャーも兼務しており、人材育成という視点でもチーフエンジニアという存在に着目している」と述べ、「私自身、チーフエンジニアになって大きな成長を実感したので、近いうちに後輩に譲っていきたいと考えている」と語った。

 高嶋氏は「チーフエンジニアとしてサービスの価値向上に注力していきたい」と語る。具体的には、高嶋氏が担っているサービス「Wedding Park DRESS」で「ドレス探しをもっと幸せにしたい」という思いで、事業の成長にコミットしていくという。「いい意味で、エンジニアという枠を越えて、ディレクターや営業担当者、事業責任者とともにメディアの有りたい姿を思い描き、それを技術で実現させていくところに責任を持って取り組みたい」と力強く語った。

 永井氏は「エンジニアとしてやっていくと、スペシャリストかマネジャーというキャリアに悩むことがある。今もその途上だが、チーフエンジニアとして、技術はもちろん、プロダクトや組織にも関われることで2軸どちらかの選択に悩むことなく、両軸で貢献していきたいと考えている」と語った。

 もともと開発スピード改善のために生まれたチーフエンジニアという役割だが、結果として開発責任者としてプロダクト目線が強化され、エンジニア組織の中間層の底上げにもつながった。

 野村氏は「技術面も事業視点でも、またエンジニア相談室など組織に対するアクションも実行していて、より向上しようという姿勢が印象的だった。また今後のスキルやいいサービス、キャリアなどについても考えられていて、エンジニアとして奥が深い働き方をされていると感じた」と評した。

 安心と挑戦を兼ね備えた環境を用意して、たとえばチーフエンジニアのような役割に抜擢する。それによって、個人や組織の成長にもつながるサイクルが生み出される。プロダクトやサービスをより良いものにしながら、エンジニア自身の充足感にもつながっていくと思われる。

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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

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伊藤 真美(イトウ マミ)

エディター&ライター。児童書、雑誌や書籍、企業出版物、PRやプロモーションツールの制作などを経て独立。ライティング、コンテンツディレクションの他、広報PR・マーケティングのプランニングも行なう。

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