SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

Developers Summit 2023 セッションレポート(AD)

リテール事業の本格化で実際に起こった問題、リアルタイム在庫連携を実現した開発のプロセスとは

【9-B-8】出前館×Zホールディングスのクイックコマースにおける協業事例~リアルタイム在庫連携の裏側~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

モダン技術を活用したリアルタイム在庫連携システムのアーキテクチャとは

 完成したシステムのアーキテクチャも紹介された。環境はAWS上に作成し、出前館でのナレッジがあるFargateを採用。その中でSpring BootでAPIを起動させている。

 「今回作成した販売可否、在庫引当APIについては、出前館のサイトやアプリ側のシステムからリクエストを受け取るため、内部用のAPI環境であるInternal APIで動作させており、リクエストの受け取りと加盟店側のAPIを呼び出します」(三木氏)

 品切れAPIについては、加盟店から直接リクエストを受け取るため、パブリックなAPIとして新たに構築。以下の図の赤枠部分である。

 「新たに構築した理由としては、今後品切れのようなマスターを汎用的に操作できるAPIを構築していく計画があること。そして、既存のAPIと新たに作るAPIとの可用性を考慮し、既存のAPIと同じ環境とならない設計としました」(三木氏)

 CI/CDにはGithub Actions、APIではBlue/Green Deploymentも採用している。

 「日々の運用や調査ではNew Relicを活用しており、障害時の解析およびサービスレベルの監視などに役立てています。何か障害があった際のアラートに関しては、Slackも利用しています」(三木氏)

完成したシステムのアーキテクチャ
完成したシステムのアーキテクチャ

次のページ
完成したシステムを稼働して改善された3つのポイント

この記事は参考になりましたか?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Developers Summit 2023 セッションレポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

馬場 美由紀(ババ ミユキ)

 エンジニアとテクノロジーが好きな編集・ライター。エンジニア向けキャリアサイト「Tech総研」「CodeIQ MAGAZINE」、Web技術者向けの情報メディア「HTML5 Experts.jp」などでライティング、コンテンツディレクション、イベント企画などを行う。HTML5 開発者コミュニティ「h...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)

CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社出前館

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/17579 2023/05/10 12:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング