Flash Lite 3の仕様
Flash Lite 3はデスクトップ版Flash Player 8と同等の機能を持ち、ActionScript 2.0をサポートする。加えてFLVに対応するかたちだ。
互換性 | Flash Player 8と同等 |
ActionScript | ActionScript 2.0をサポート |
API | 上記APIのほとんどをサポートし、モバイルデバイス向けのAPIも提供 |
オーディオコーデック | MP3、PCM、On-Device Codecs |
ビデオコーデック | Flash Video(On2 VP6、Sorenson Spark他) |
また利用できる機能として、透過表示、WebサービスへのXMLソケット接続、XML解析ライブラリの利用、Flash Media Server接続などが行えるようになっている。
ローカル環境にファイルが残らない「Flash Media Server 3」
また、今回のFlash Lite 3を含む、Flashを使った動画配信方法の1つとして「Flash Media Server 3」の紹介もなされた。Flash Media Server 3はFlash動画をストリーミング配信するサーバアプリケーションで、H.264ビデオコーデックやAAC+オーディオコーデックなどに対応している。
サービス側がFlash Media Server 3を利用することで、「映像がクライアントマシンに残らない(二次利用が不可能)」「視聴制限の適用が容易」「課金システムなどとの連動が可能」といったメリットがあり、ユーザ側にも「ビデオすべてをダウンロードしなくても再生できる」「好きな箇所から再生できる」といったベネフィットがあるという。
明日より「Adobe MAX Japan 2007」開催
Adobeでは11月1日~2日にわたり、アジア初となるカンファレンス「Adobe MAX Japan 2007」を開催する。Adobe MAXでは、Flash Lite 3はもちろん、AIRの最新動向やFlex、ColdFusionなどについても多くのセッションが組まれている。
プレスリリース:
About Adobe - Press Room - NTTドコモとノキアの新しい携帯電話端末にAdobe Flash Lite 3が採用