KDDIアジャイル開発センター(以下、KAG)は生成AI活用の推進や関連する情報・知識・技術の獲得のため、「KAG Generative AI Lab」を社内向け組織として立ち上げた。
「KAG Generative AI Lab」とは、社内の生成AIに関する理解の向上、技術力向上を目的とし、これらを短期的に集中して行うために 今年5月から活動を進めてきた。当面は社内向け組織として活動し、KAGの生成AIに関連する知識・技術力を向上させることで、顧客に対する価値貢献へと繋げていく。
また「KAG Generative AI Lab」は社内のGitHub Copilotの活用を推進しており、これによる業務状況の変化に関してアンケート調査を実施した。その結果、現在KAGにおけるGitHub Copilot利用状況としては、Acceptance Rates(AIからのコード提案の受け入れ率)が、高いもので約42%、平均30%ほどの割合となった。業務時間に換算すると月間平均約11時間のコーディング業務が短縮され、その価値を改めて確認することができていた。
今後同社では、引き続き社内へGitHub Copilotを導入するとともに、エンジニアの能力拡張や生産性向上効果を定量的に計測し活用を促進していく。またGitHub Copilotだけではなく、生成AI全般の活用についても検討や実験を行っており、今後その成果やプロトタイピングした成果物の報告なども行っていく。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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