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Developers Summit 2025 セッションレポート(AD)

モニタリングでは足りない? オブザーバビリティが重要視される背景とAWSでの実践方法を探る

【14-C-5】オブザーバビリティの観点でみるAWS

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AWSでの大規模オブザーバビリティ事例では信頼性強化やコスト最適化も

 事例()として、決済サービスのStripeを紹介しよう。少しの遅延も許されないため、大規模なオブザーバビリティ基盤をAWSに構築している。テレメトリーの計装、収集、送信、保存、可視化は当然のことながら、オブザーバビリティ基盤の信頼性やコスト最適化も考慮して、送信と保存の間に集約を追加し、また保存先でシャーディングや階層化も行っている。

 ※参考:YouTube「AWS re:Invent 2023 - Stripe: Architecting for observability at massive scale(FSI319)

 集約というのはAmazon Kinesis Data Streamsを用いて複数のテレメトリーを圧縮することでテレメトリーの数を抑えた。また階層化とは、すぐ使うデータをS3に、残りはGlacierに分け(法令対応など必要な時に出す)、コスト削減を実現した。

 山口氏は「AWSは計装、収集、送信、保存、可視化の5段階だけではなく、他に必要なコンポーネントがあれば実現できるようにさまざまなビルディングブロックがあり、常に選択肢が用意されています。AWSオブザーバビリティベストプラクティスbuilders.flashも参考にしてください」と話す。

 なお、AWSではBuilder IDというアカウントがある。AWSの何らかのサービスを利用する時にはAWSアカウントが必要になるが、このBuilder IDは個人に紐付いたアカウントとなる。そのためAmazon Q DeveloperAmazon CodeCatalyst、コミュニティへの参加の他にも、AWS Skill Builderの無料コースが600以上利用できる。個人に紐付いているので、転職しても利用可能だ。Builder IDで利用可能なサービスも増えているので、ぜひ登録しておくといいだろう。

オブザーバビリティ(可観測性)とは
Builder IDで利用可能なサービス(詳細はこちら
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この記事の著者

加山 恵美(カヤマ エミ)

フリーランスライター。茨城大学理学部卒。金融機関のシステム子会社でシステムエンジニアを経験した後にIT系のライターとして独立。エンジニア視点で記事を提供していきたい。EnterpriseZine/DB Onlineの取材・記事や、EnterpriseZine/Security Onlineキュレーターも担当しています。Webサイト:http://emiekayama.net

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丸毛 透(マルモ トオル)

インタビュー(人物)、ポートレート、商品撮影、料理写真をWeb雑誌中心に活動。

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