SSHによるシンプルなリモート接続
リモート先にSSHで接続し、ファイル操作するのは最も基本的なリモート開発の形態です。
拡張機能「Remote – SSH」によってリモート先へのSSH接続を隠ぺいし、ローカルで開発しているようにリモート側のファイルを作成、編集、操作できます(図1)。リモート接続先ではSSHサーバ機能を用意するだけなので、手軽にリモート開発を行えます。
拡張機能「Remote Development」のインストールによって、アクティビティバーに[リモート エクスプローラー]アイコン(
)が配置されるので、クリックしてリモート エクスプローラーをプライマリサイドバーに表示します。リモート エクスプローラーでは、SSHや後述するトンネルの接続を管理します(図2)。
接続先を登録するために、リモート エクスプローラー上部の「リモート(トンネル/SSH)」配下の「SSH」にマウスカーソルをホバーさせ、表示される歯車アイコンをクリックします(右クリックして[SSH構成ファイルを開く]でも同様)。コマンドパレットに、「/Users/user/.ssh/config」など、いくつかの候補が表示されるので、「/Users/user/.ssh/config」を選択します(図3、user部分は各自のユーザ名)。
エディタグループに/Users/user/.ssh/configが開かれるので、このファイルを編集します(図4)。
構成ファイルには、既定で以下の項目が記述されています。
- Host:接続の名前
- Hostname:ホスト名またはIPアドレス
- User:リモートホストのユーザ名
ひとまず、この3つを設定しておけばリモート接続できます。ファイルを保存すると、リモート エクスプローラーの「SSH」欄に、指定した名前で接続が表示されるので、マウスカーソルをホバーさせて表示される右矢印アイコンをクリックします。
コマンドパレットに、「"Ubuntu"のフィンガープリントは"SHA-256:……"です。」などと表示されるので、[続行]を選択します(図5)。1回承認すれば、次回以降は表示されません。
続けて、SSH構成ファイルのUserに指定したユーザのパスワードを要求されるので入力します(図6)。
ここで、リモート側に拡張機能VS Code Serverが自動的にインストールされます。この拡張機能によって、リモート側のファイルや拡張機能、設定の管理が実行されます。
ファイル エクスプローラーには「リモートに接続しました。」と表示されています。リモート側のフォルダーを開いたり、ファイルを作成してリモート側に保存したりできます(図7)。
ターミナルを開くと、リモート側のプロンプトが表示されているはずなので、ここで直接リモート側のファイルシステムにアクセスして操作することもできます(図8)。
ローカルのVS Codeにインストールされている拡張機能は、リモート側のVS Codeにもインストールできます(図9)。
設定も、リモート側に独自に保存できます(図10)。保存先は、~/.vscode-server/data/Machine/settings.jsonとなります(Linuxの場合)。
なお、拡張機能と設定はユーザのVS Code Serverの作業領域に保存されるので、後述するトンネル接続と共有されます。
リモート接続が不要になったら、[ファイル]-[リモート接続を閉じる]を選択してリモート接続をクローズしてください。
