解説
「可変長引数」(variable length arguments)は、引数の数が固定ではなく、任意(長さを変えられる)ようになっていることを指します。可変引数と呼ばれることもあります。
「残余引数」(rest parameters)は、可変長引数を受け取る方法の一つで、残りの引数をまとめて受け取るための引数です。
たとえばJavaScriptでは、「...」を付けて「...args」と引数を書くことで、引数argsに、残りの引数を配列として代入できます。
Pythonでは、関数の仮引数で「*args」「**kwargs」と「*」記号を使うことで、リストや辞書として、実引数をまとめて受け取ることができます。
C#では、「params int[] args」のように、「params」を使うことで配列として受け取ることができます。
サンプル
「可変長引数と残余引数」のサンプルです。
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>「可変長引数と残余引数」のサンプル</title> <style> #output { font-size: 24px; line-height: 1.5; } </style> </head> <body> <pre id="output"></pre> <script> window.addEventListener('DOMContentLoaded', e => { // 出力用の関数 const print = function() { const el = document.querySelector('#output'); el.textContent += [...arguments].map(x => JSON.stringify(x)).join(', ') + '\n'; }; function myFunc(arg1, ...args) { print(arg1, args); } myFunc(10, 20, 30); myFunc(10, 20); myFunc(10); }); </script> </body> </html>
10, [20,30] 10, [20] 10, []
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