選択したファイルを開く処理-イベント処理
今度はメニューのファイル名を選択すると、そのファイルを開く処理です。これは、イベントハンドラ「addmenu_Click」をVBではSubプロシージャで、C#ではメソッドで作成します。引数は2つで、イベントが発生したオブジェクトを格納する「Object sender」とイベント情報を格納する「EventArgs e」です。
イベントハンドラ内では、引数sender
を「RibbonListItem」型に変換し、IDプロパティからファイル名を取得して、RichTextBoxで開くだけです。
Private Sub addmenu_Click(ByVal sender As Object, _ ByVal e As EventArgs) Dim fname As String = "" Dim selectmenu As RibbonListItem = CType(sender, RibbonListItem) fname = selectmenu.ID Me.RichTextBox1.LoadFile(fname, _ RichTextBoxStreamType.PlainText) End Sub
private void addmenu_Click(Object sender, EventArgs e) { string fname = ""; RibbonListItem selectmenu = (RibbonListItem)sender; fname = selectmenu.ID; richTextBox1.LoadFile(fname, RichTextBoxStreamType.PlainText); }
まとめ
開いたファイル名をメニューに組み込む機能は、最近のWindowsアプリケーションにほとんど実装されていますが、C1Ribbonコンポーネントでも同じような機能を組み込むことができます。しかも、アプリケーションメニューにいろいろな機能のコントロールを組み込むことができるので、かなりバラエティなアプリケーションメニューを作ることができます。
ただし、その分オブジェクト構造が複雑になるため、どこにどのオブジェクトを使うのか理解するのがポイントになっています。