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リボンインターフェースに「開いたファイルの履歴」を組み込む

PowerTools Ribbon for .NETのC1Ribbonコンポーネントを使ってアプリケーションにリボンを実装する-その3

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選択したファイルを開く処理-イベント処理

 今度はメニューのファイル名を選択すると、そのファイルを開く処理です。これは、イベントハンドラ「addmenu_Click」をVBではSubプロシージャで、C#ではメソッドで作成します。引数は2つで、イベントが発生したオブジェクトを格納する「Object sender」とイベント情報を格納する「EventArgs e」です。

 イベントハンドラ内では、引数senderを「RibbonListItem」型に変換し、IDプロパティからファイル名を取得して、RichTextBoxで開くだけです。

Visual Basic
Private Sub addmenu_Click(ByVal sender As Object, _
                          ByVal e As EventArgs)
    Dim fname As String = ""
    Dim selectmenu As RibbonListItem = CType(sender, RibbonListItem)

    fname = selectmenu.ID
    Me.RichTextBox1.LoadFile(fname, _
                             RichTextBoxStreamType.PlainText)
End Sub
C#
private void addmenu_Click(Object sender, EventArgs e)
{
    string fname = "";
    RibbonListItem selectmenu = (RibbonListItem)sender;

    fname = selectmenu.ID;
    richTextBox1.LoadFile(fname, RichTextBoxStreamType.PlainText);
}

まとめ

 開いたファイル名をメニューに組み込む機能は、最近のWindowsアプリケーションにほとんど実装されていますが、C1Ribbonコンポーネントでも同じような機能を組み込むことができます。しかも、アプリケーションメニューにいろいろな機能のコントロールを組み込むことができるので、かなりバラエティなアプリケーションメニューを作ることができます。

 ただし、その分オブジェクト構造が複雑になるため、どこにどのオブジェクトを使うのか理解するのがポイントになっています。

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この記事の著者

瀬戸 遥(セト ハルカ)

8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/2249 2008/06/24 15:06

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