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Struts 2入門(3)~バリデーションの仕組みを理解する(後編)~

作りながら学ぶJavaアプリケーションフレームワーク

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2008/06/23 14:00
目次

プロパティファイルの参照順序

 先ほど、プロパティファイルを「Actionクラス名.properties」とすると書きましたが、他の名前にすることも可能です。また、別のディレクトリに配置することもできますので、必要に応じてプロパティファイルの適応範囲を広げることができます。

 また探索順が決まっているので、複数ファイルに重複したキーが存在していても問題ありません。参照の優先順位に従って値の取得が行われます。

 プロパティファイルの設定の仕方は、Struts 2のドキュメントに細かく記載されています。とはいえ、以下のケースだけ頭に入れておけば十分ではないかと思います。優先度を高い順に並べると次のようになります。

  • 1. Actionクラス名.properties
  • そのActionクラス限定のメッセージを定義することになります。
  • 2. Actionクラスの基底クラス名.properties
  • 継承したActionクラスに共通のメッセージを定義することができます。
  • 3. パッケージ内のpackage.properties
  • 同一のパッケージにあるActionクラスで共通にできます。
  • 4. グローバル(struts.xmlで指定)
  • アプリケーション全体で共通して1つのプロパティファイルを使用することになります。

 struts.xmlでの指定の場合、<struts>タグ配下に、<constant>を追加します。

struts.xmlでプロパティファイルを指定
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<!DOCTYPE struts PUBLIC
    "-//Apache Software Foundation//DTD Struts Configuration 2.0//EN"
    "http://struts.apache.org/dtds/struts-2.0.dtd">
<struts>
    <constant name="struts.custom.i18n.resources" value="MessageData" />

    <package name="HelloProject" extends="struts-default">

    以下省略

 valueで指定するファイル名には、拡張子.propertiesの指定は不要です。また、カンマ区切りで複数記述することもできます。キーが重複した場合は、後から記述した方が有効となります。

Windows-31J(シフトJIS)の文字コードを扱うには
 Struts 2のデフォルトは、UTF-8の文字コードですので、表示する文字コードも同じようにUTF-8にしておけば問題はありません。
 ただ、Windows-31Jの文字コードで表示・入力したい場合もあるかと思います。そのようなケースでは、前述のプロパティファイルの対応に加えて、Struts 2の設定プロパティのstruts.i18n.encodingの値を変更します。「struts.xml」で変更する場合は、<constant>タグを用いて、struts.i18n.encodingの値を変更します。
struts.xmlでエンコード変更
<struts>
  <constant name="struts.i18n.encoding" value="Windows-31J"/>

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著者プロフィール

  • WINGSプロジェクト 高江 賢(タカエ ケン)

    <WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂...

  • 山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

    静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for ASP/ASP.NET。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。 主な著書に「入門シリーズ(サーバサイドAjax/XM...

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