デバッガ・ヘルプ
さて、ここからはCurlの開発について少し紹介したいと思います。Curlには、Curl IDEをはじめとした、さまざまな開発支援ツールが充実しています。
デバッガ
Curl IDEでは、ブレークポイントを設定することができます。デバッグ実行時には、このブレークポイントで処理がストップし、ステップ実行や実行途中の変数の中身を確認したり変更できます。デバッガを活用することで、バグの原因究明を早期に行うことができ、デバッグを効率的に行うことができるようになります。
ヘルプ
Curlのヘルプの大きな特徴の1つに、多数のサンプルコードが掲載されている点があります。しかも、その場でコードを変更して処理の結果を確認できます。Curlには、膨大な数のAPIが存在しますが、簡単にAPIの機能確認を行うことができます。
プロファイラ
Curlには、標準でプロファイルビューアというツールがあります。このツールは、関数単位で処理時間を計測できるもので、処理速度をチューニングなどの際に活躍します。
まとめ
Curlは、ドラッグ&ドロップを取り入れてアプリケーションの操作性を格段にあげることができます。また、ローカルにあるファイルの読み書きや、Win32APIを直接呼ぶことができることがおわかりいただけたと思います。さまざまな開発ツールもアプリケーション作成を簡単にしてくれます。
Curlに関する情報は、以前に比べてずいぶん増えてきたように思います。Curl RTE(ランタイム)とCurl IDEは無償で提供されているので、一度試されてみてはいかがでしょうか。