リリースのためのスケジュール確立
ではこれより、RTCを用いてプロジェクト計画を立てて行きたいと思います。今回の記事では、プロジェクト・テンプレートとして、アジャイル開発の一つであるスクラムを用いているので、ここでもスクラムのやり方に沿ってプロジェクト計画を立てることになります。プラニングをはじめるには、スクラム・マスターである必要がありますので、まずは、taroでログインしていることを確認しましょう。

もしリポジトリー接続のユーザー名が違うユーザーなら、上記のtaro@localhostの部分を選択して、コンテキスト・メニューから[ログアウト]して、taroでログインしましょう。
チーム・エリアのコンテキスト・メニューから[開く]を選択し、チーム・エリア・エディターを開きます。

すると、プロセス反復のエリアに、デフォルトで作成されている反復計画が見えます。リリース1.0、スプリント1などが見えますが、プロジェクト作成の際にスクラム・テンプレートを選択したため、既にいくつかの反復がスプリントの形式にあわせて作成されているのです。スクラムでは、反復のことをスプリントと呼び、通常は一つのリリースの下に、複数のスプリントが計画されます。
リリース1.0とスプリント1のところに小さな三角形のアイコンが見えますが、これが現在の位置している時点を示しています。(記事を書いている時点では、2月10日ですので、スプリント1が現在の反復ということになります)
では、このリリースのプロジェクト・スケジュールを変更してみましょう。リリース1.0を選択し、[プロパティの編集]をクリックします。反復の編集ダイアログが表示されますので、終了日を変えてみましょう。終了日を6週間後に設定します。終了日の横のカレンダーアイコンをクリックして、カレンダーの中から該当する日付を選択し、[OK]をクリックします。最後にダイアログで[OK]をクリックすれば終了です。

ここで、反復をもう一個増やすことを考えてみます。すべてのスプリントを2週間にして、6週間のリリースの中に、3回のスプリントが計画されるようにします。スプリントを追加するために、スプリント2を複製して、スプリント3を作成してみましょう。スプリント2を選択し、[複製]をクリックします。

反復を重複ダイアログが表示されます。識別子と表示名を下記のように編集して[OK]をクリックします。

下記のように、リリースの中に、スプリントが3回スケジュールされました。では、次は、リリースについてより詳細な情報を定義していく必要があるので、作成されたスケジュールに基づいて、リリースバックログ(リリース計画)を作成してみましょう。

アジャイル開発プロセスの一つである、スクラムにおいて、バックログという概念がありますが、バックログには大きく分けて、以下の3種類があります。
- 製品バックログ - ある時点での要求仕様のリポジトリー。製品のオーナーによる抽象的な要求であることが多い。
- リリースバックログ - 製品バックログを整理して優先順位付けし、次のリリースで実現するものを抜き出したもの。
- スプリントバックログ - スプリント(スクラムでは反復のことをスプリント、と呼ぶ)の開始時、そのスプリントで実現する仕様をまとめたもの。スプリントバックログはリリースバックログを管理可能な単位に細分化したもの。

