簡単なアプリを動かしてみよう(実行)
7.作成されたバイナリをNXTに転送
【注意してください】
以下の手順を実行すると、NXTのファームウェアの書換えも併せて行われます。
これについては、実行されるご自身の責任で行ってください。なお、ファームウエアを元の状態に戻したい場合は、NXTに付属する「NXTソフトウェア」の「NXTファームウェア更新」を実行します。
- ファームウエアモードにするため、NXT背面にあるボタンを5秒以上長押しします。
- 前面のエンターボタン(橙色のボタン)を押下します。
- 周期的にクロック音が聞こえることを確認します。
- NXTとPCをUSBケーブルで接続し、SAM-BAを起動します。
- 以下のような設定内容で接続し、「Script File」から「execute scriptfile」で、5.で作成したスクリプトファイルを選択、実行します。
- NXTのメニュー画面が表示されます。
- SAM-BAを終了します。
- USB接続を解除します。
8.サンプルアプリの実行
NXTのメニュー画面から「RUN」(右矢印ボタン)を押下して、サンプルアプリを実行します。
9.動作
タッチセンサをタッチすると車輪が正転し、3秒後に止まります。
最後に
レゴマインドストームNXTのクロスコンパイル環境を構築し、簡単なアプリの作成、実行を行いました。組込み開発の「さわり」を体験していただけたかと思います。次回は、今回軽く触れたリアルタイムOSについて(oilファイルや、タスクなど)の説明を行いたいと思います。