ETロボコン2007チャンピオンシップ大会
2007年11月14日、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜 会議センターにおいて、ETソフトウェアデザインロボットコンテスト、略してETロボコン2007チャンピオンシップ大会が開催されました。組込み総合技術展2007(ET2007)との併設です。
ETロボコンとは、LEGOマインドストームで作った自律型ライントレース・ロボットで、レースをするというイベントです。走行するコースや、ロボットのドライブ部、ステアリング部の基本構造は規約で厳密に決められているため、搭載するプログラムが勝敗を分けます。
ETロボコンは今年で6回目。今回はなんと、全国から181チームの参加がありました。各地区大会を経て勝ち残った強豪24チームが、全国チャンピオンの座をかけて争います。
筆者が少し早めに現地に着いたところ、会場内では出場チームが試走していました。会場の照明やコースの材質など、環境によって走行体の挙動が変わるので本番会場での試走と調整は大事です。走行体には光センサがついていて、これでコースに描かれたラインをトレースして走るのです。照明が変わればセンサの読み取り値も変わってしまいます。
会場の入り口近くには、各チームが作ったモデルが掲示してあります。ETロボコンの特徴の1つは、レースの勝敗に加え、モデルの出来栄えも評価対象になるところです。「完走」「スピード調整」「コースアウトからの復帰」などの問題をどうとらえ、どんな解決策をとったのか、わかりやすく効果的に表現しています。UMLを中心に、いろいろと工夫が見られました。