プロジェクトの作成
それでは、プロジェクトを作成をしてみましょう。新規プロジェクトを作成するには、新たに追加された[g]マーク をクリックします。
[Project name]、[Package]の2箇所に適切な名前を入力します。ここでは例として、それぞれ「Test」、「com.daisukeyamashita.test」を入力しています。入力が完了したら[Finish]をクリックします。
さきほど、[Project name]で入力したプロジェクトが、サンプルソースコードと共に作成されていると思います。
実行
Google Plugin for Eclipseには、Google Web Toolkit(以降、GWT)のSDKが付いており、先ほど作成したプロジェクトには、GWTで実装されたAjaxのサンプルソースコードが含まれています。
早速、サンプルを実行してみましょう。プロジェクト名を右クリックして、[Run As]-[Web Application]をクリックします。
初回実行時に限り、「Windowsセキュリティの重要な警告」というダイアログが表示されることがあります。これは、ローカルのテスト用サーバがポートを開けるためで、必ず[ブロックを解除する]を選択して下さい。
すると、まず1つ目の下図のようなコンソール画面が表示され、次に2つ目の下図のようなGoogle App Engine Development簡易ブラウザが表示されます。画面中央のテキストボックスに適当な文字列を入力して[Send]をクリックしてみましょう。
すると、以下のような表示が現れます。
GWTのコンパイラの出力結果がInternet Explorer/Firefox/Opera/Safariなどのブラウザで正しく動作することは保障されていますが、不安な場合には簡易ブラウザのURLバーに表示されているアドレスにアクセスすることで、任意のブラウザでテストすることができます。
筆者はGWTを業務で利用したり、「京都GWT勉強会」を主催したりしていますが、過去の経験からGWTを利用したプログラムのバグはJNSIで書いた箇所かCSSに集中しています。また、最終的に「JavaScriptに変換されること」「Ajaxで非同期に動作すること」を意識しないと、変数の使い回しでハマることがありますのでご注意ください。