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流行りのクラウドサービスを操ってみよう!Amazon EC2/S3環境構築のすべて

Amazon EC2でWindows環境を構築しよう ~Amazon EC2/S3環境構築のすべて~

第6回

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セキュリティの設定

 Amazon EC2でのWindows Serverへのアクセスは、リモートデスクトップ接続(RDP)を利用します。そのため、RDPで使うポートへのアクセスを可能とする設定を行います。

 まず、左サイドのメニューより[Security Groups]をクリック後、はじめから存在している[default]グループにチェックを入れ、下部にある設定([Custom...]となっている部分)から、図6の要領で[RDP]を選択します。

図6:左サイドのメニューで[Security Groups]をクリック。[default]グループにチェックを入れ、[Custom…]のプルダウンから[RDP]を選択
図6

 [RDP]を選択後、右端にある[Save]ボタンをクリックします。

図7:プルダウンで[RDP]を選択したら[Save]ボタンをクリック
図7

 ここまでの秘密鍵やセキュリティの設定は一度やっておけば、後で使い回すことができます。二回目以降は、この後のオペレーションだけで、Windows Serverを利用可能です。

インスタンスの起動

 それでは、実際にWindows Serverが動くインスタンス(仮想サーバ)を起動してみます。左サイドのメニューより[Instances]をクリックした後、[Launch Instances]ボタンをクリックします。

図8:[Instances]-[Launch Instances]をクリック
図8

 図9のようなインスタンス起動ウィザードが開始されます。ここでは、Amazonが用意した仮想OSイメージ(AMI)の一覧が表示されます。Windows ServerのみのAMIや、SQL Serverも同梱したWindows Serverなど様々な種類がありますが、今回はお試しということで、32ビットプラットフォームの「Basic Microsoft Windows Server 2003」を選択してみます。右部にある[Select]ボタンをクリックします。

図9:AMI選択画面。今回は「Basic Microsoft Windows Server 2003」の右にある[Select]ボタンをクリック
図9

 ちなみに、SQL Serverを試してみたいときなどは、[Microsoft SQLServer 2005 on Windows Server 2003]などを選択すると良いでしょう。

 AMIを選択すると、セキュリティの設定画面に進みます。今回は、先ほど設定したデフォルトの設定を使うので、[Skip this]をクリックします。もし、独自で設定した他のセキュリティグループを使いたい場合は、この画面で設定してください。

図10:セキュリティ設定画面。今回はデフォルト設定を使用するため[Skip this]ボタンをクリック
図10

 最後にインスタンスに関する設定です。[Number of Instance]の部分は、「何台のインスタンスを起動するか」という設定なので、今回は「1」を入力します。[Key Pair Name]には、先ほど秘密鍵の設定で入力したものを選択します。今回の例では「windows」となります。

 最後に[Launch]ボタンをクリックします。

図11:インスタンス設定画面。「起動するインスタンス数」と「秘密鍵」を入力し、[Launch]をクリック
図11

 図12のような画面が表示され、インスタンスの起動が開始されます。[Close]ボタンをクリックしてください。

図12:設定完了画面。[Close]ボタンをクリック
図12

 なお、OSを起動させるのと同じため、起動までには少し時間がかかります。先ほどのインスタンス一覧(Instances)画面(図8参照)にて、インスタンスのStatusが「running」になれば起動完了です。

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この記事の著者

並河 祐貴(ナミカワ ユウキ)

TIS株式会社 / 社内ベンチャーカンパニー「SonicGarden」所属。オブジェクト指向開発、開発環境・ツール整備に従事した後、近年はRuby on Railsを中心としたオープンソース系ミドルウエアの検証 / 導入や、X...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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