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流行りのクラウドサービスを操ってみよう!Amazon EC2/S3環境構築のすべて

Amazon EC2でWindows環境を構築しよう ~Amazon EC2/S3環境構築のすべて~

第6回

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Windows Server上での日本語化設定

 では、4ページ目と同じ手順で、Windows Serverにリモートデスクトップ接続してみましょう。

 Windows Server接続後、マイコンピュータを確認すると、Eドライブに先ほどAttachしたEBSボリュームが接続されていることが確認できます。

図29:接続したWindows Serverの「マイコンピュータ」画面。EBSボリュームが接続されていることが確認できる
図29

 では、図30のように[Control Panel]-[Regional and Language Options]と選択していきます。

図30:[Control Panel]-[Regional and Language Options]を選択
図30

 図31のような「Regional and Language Options」ウィンドウが開きます。[Language]タブを開き、[Install files for East Asian languages]にチェックを入れます。

図31:「Regional and Language Options」ウィンドウ。[Language]タブにある[Install files for East Asian languages]にチェックを入れる
図31

 [Install files for East Asian languages]にチェックを入れると、インストール確認ダイアログ(図32)が表示されるので、[OK]をクリックします。

図32:インストール確認ダイアログ
図32

 続いて[Advances]タブを開き、「Language for non-Unicode programs」のプルダウンから[Japanese]を選択します。さらに、画面下部にある[Default user account settings]にもチェックを入れます。

図33:[Advances]タブ。「Language for non-Unicode programs」のプルダウンから[Japanese]を選択。[Default user account settings]にもチェックを入れる
図33

 デフォルトユーザー設定変更ダイアログ(図34)が表示されるので、[OK]をクリックします。 

図34:デフォルトユーザー設定変更ダイアログ。[OK]をクリック
図34

 最後に、「Regional and Language Options」ウインドウの最下部にある[OK]をクリックすると、インストールが開始されます。

 インストール中、CD-ROMを求められます。[Browse]ボタンをクリックして、EBSボリュームにある「E:\Disc1\I386」を選択し、[OK]をクリックします。

図35:[Browse]ボタンをクリックして「E:\Disc1\I386」を選択後、[OK]をクリック
図35
図36:インストールが再開し、ファイルのコピーが開始される
図36
※注3

 インストール先に既にファイルが存在する場合、途中で図37のようなダイアログが表示されることがあります。表示された場合は[Yes]をクリックしましょう。

図37:既存ファイルがある場合、ファイルコピーをスキップするかどうかを確認するダイアログ。[Yes]をクリック
図37

 ファイルのコピーが完了すると、再起動を求められるので、[Yes]をクリックして再起動します。なお、再起動には少し時間を要します(数十秒~数分程度)。

 Windows Serverの再起動後、言語バーで日本語が選択できるようになっていることが確認できます。

図38:再起動後、言語バーで日本語が選択できるようになっている
図38

表示フォーマットの設定

 続いて、表示フォーマットの設定を行います。先ほどと同じ要領で、コントロールパネルから「Regional and Language Options」を開いてください。

 「Regional and Language Options」ウインドウが表示されたら、[Regional Options]タブを開き、「Standards and formats」のプルダウンで[Japanese]を選択、「Location」のプルダウンで[Japan]を選択します。ちなみに、この時点で「Long date」が日本語で表示されていることが確認できます。

図39:[Regional Options]タブを開き、「Standards and formats」のプルダウンで[Japanese]を、「Location」のプルダウンで[Japan]を選択
図39

 続いて、[Languages]タブを開いて[Details]をクリックします。図40のような画面が表示されるので、「Detail input language」のプルダウンから[Japanese - Microsoft IME Standard 2002 ver. 8.1]を選択し、[OK]をクリックします。

図40:[Languages]-[Details]選択後の画面。[Japanese - Microsoft IME Standard 2002 ver. 8.1]を選択し、[OK]をクリック
図40

 最後に、「Regional and Language Options」ウィンドウ最下部の[OK]ボタンをクリックすれば、設定は完了です。

Windows Serverで日本語が使えるか確認

 では、実際に日本語が使えるようになったか、Windows Serverでブラウザ(IE)を起動させて確認してみましょう。

図41:Windows ServerからIEを起動させてYahoo! Japanに接続した際の画面。日本語入力も可能になっている
図41

 図41のとおり、問題なく日本語の表示や入力が可能となっています。ここまでで、日本語に関する設定は完了です。

次のページ
日本語化したWindows ServerをAMI化する

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この記事の著者

並河 祐貴(ナミカワ ユウキ)

TIS株式会社 / 社内ベンチャーカンパニー「SonicGarden」所属。オブジェクト指向開発、開発環境・ツール整備に従事した後、近年はRuby on Railsを中心としたオープンソース系ミドルウエアの検証 / 導入や、X...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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