Windows Server(インスタンス)を停止する方法
最後に、Windows Serverを使い終わった後、インスタンスを停止する方法を説明しておきます。「Amazon EC2」では、1時間単位の従量課金制のため、稼動させたままだと課金されてしまいます。
方法は非常に簡単です。「AWS Management Console」左サイドメニューの[Instances]より、Windows Serverのインスタンスを選択し、上部メニューにある[Terminate]をクリックします
確認画面が表示されるので、確認の上、[Yes, Terminate]をクリックします。
Windows ServerのインスタンスのStatusが、「terminated」に変わったら停止は完了です。
まとめ
今回は、「Amazon EC2」のインスタンス上で、Windows Serverを稼動させる方法や、日本語を扱えるようにする方法について紹介しました。
ここまで紹介してきたとおり、「AWS Management Console」の出来の良さもあり、はじめて操作される方でも非常に分かりやすいのではないかと思います。
おそらく、操作に慣れてしまえばWindows Serverは5分もあれば準備することができます。もちろん、これはLinuxなどAmazon EC2で動く他のOSも同様です。しかも、このWindows Serverでは日本語を扱うことが可能なため、Windows Serverの検証環境・テスト環境としては、十分に使えると思います。
私も先日直面したのですが、急にWindows Server上でアプリケーションの稼動確認などをしたくなった場合、「サーバを買ってきて設置して、OSも買ってきてインストールして…」といった「注文~納入~設置~構築」の流れは、非常に時間がかかるうえ、Windows Serverの購入コストも馬鹿になりません。
それに引き換え、今回の方法だと、少しの操作で、何も無い状態からすぐにOSが動かせる上、僅かなコスト(時間/料金)だけで済みます。この点も、Amazon EC2の1つの醍醐味なので、ぜひ試してみてください。
次回予告
次回は、Amazon Web Servicesが展開するCDN(Contents Delivery Network)サービスである「Amazon CloudFront」の使い方について、紹介する予定です。