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流行りのクラウドサービスを操ってみよう!Amazon EC2/S3環境構築のすべて

Amazon EC2でWindows環境を構築しよう ~Amazon EC2/S3環境構築のすべて~

第6回

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どうやって日本語を使えるようにするか

 先述の通り、Amazon EC2で提供されているWindows ServerのOSには日本語の情報が一切入っていません。日本語を使えるようにするためには、Windows ServerのCDが必要となりますが、Amazon EC2のサーバにはCDを挿入することは出来ません。

 しかし、Amazon EC2のストレージオプションである「Amazon EBS」の公開スナップショットボリュームには、Windows ServerのCDイメージがあります。これをEBSボリュームとしてマウントすることで、日本語化することが可能です。以降で、日本語を扱えるようにするための詳細な手順を紹介していきたいと思います。

Windows ServerのCDイメージからEBSボリュームを作成

 Windows ServerのCDイメージを、EBSボリュームとして作成します。今までの手順と同様「AWS Management Console」から、作業を行っていきます。なお、Amazon EBS利用の基本手順については、第5回を参照ください。

 まず、左サイドメニュー[Instances]をクリックしてインスタンス一覧画面を表示します。Windows Serverを選択し、「稼動しているロケーション(Zone)」を確認します。図23の例の場合、「us-east-1b」となります。同様に、「Instances」の部分に書かれてある「インスタンスID(「i-」から始まっているもの)」も、後で使うため確認しておきます。

図23:インスタンス一覧画面で「Zone」と「インスタンスID」を確認
図23

 次に、左サイドメニューから[Volumes]を選択し、[Create Volume]をクリックします。

図24:[Volumes]-[Create Volume]と選択
図24

 図25のようなボリュームの作成画面が表示されます。[Size]は「2GB」を入力、「Availability Zone」は先ほど確認したロケーション(Zone)を選択(今回の例では[us-east-1b])、「SnapShot」のプルダウンは [Windows 2003 R2 Datacenter 32-bit]を選択します。

 上記の設定が完了したら、最後に画面下部にある[Create]をクリックしましょう。

図25:ボリューム作製画面。サイズ、Availability Zone、使用するスナップショットを選択して、[Create]をクリック
図25
図26:[Snapshot]のプルダウン一覧。[Windows 2003 R2 Datacenter 32-bit]を選択する
図26

 作成したVolumeのStatusが「available」になったらチェックを入れ、画面上部にある[Attach Volume]をクリックします。なお、VolumeのStatusが「available」になるまで、数十秒かかります。

図27:作成したVolumeのStatusが「available」に変わったら、チェックを入れ[Attach Volume]をクリック
図27

 図28のようなボリュームのAttach先設定画面が表示されます。「Instances」で稼動させているWindows Serverの「インスタンスID(先ほどインスタンス一覧画面で確認したもの)」を選択します。選択後、[Attach]をクリックします。

図28:ボリュームのAttach先設定画面。「インスタンスID」を選択し、[Attach]ボタンをクリック
図28

次のページ
Windows Server上での日本語化設定

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この記事の著者

並河 祐貴(ナミカワ ユウキ)

TIS株式会社 / 社内ベンチャーカンパニー「SonicGarden」所属。オブジェクト指向開発、開発環境・ツール整備に従事した後、近年はRuby on Railsを中心としたオープンソース系ミドルウエアの検証 / 導入や、X...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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