米Facebookは18日(現地時間)、OpenIDによるログインをサポートしたと発表した。Gmailなど他のOpenIDプロバイダーのアカウントとの連携が強化される。また、OpenIDログイン時にはポップアップウィンドウによる新しいユーザーインターフェース(UI)が採用された。
今回のOpenIDサポートにより、Facebookにユーザー登録する際にGmailアカウントを使用すれば、サイト登録や友達を見つける作業が速やかになる。設定メニューの「アカウント設定」から、Gmailやその他のOpenIDプロバイダーのアカウントを登録できる。
OpenIDログイン時における新しいUIは、ドラフト規格「OpenID User Interface Extension 1.0」で検討されているもの。従来のOpenIDによるログインではページ全体のリダイレクトが必要だったが、新しいUIではポップアップウィンドウで処理されるため、ページ遷移が不要になる。既にGoogleでは14日に、OpenID技術に特化したJanRain社とともに実装を発表している。
Facebookは、OpenIDとは異なるFacebook Connectという独自の認証機構をサポートしているため別路線と見られていたが、今年2月にOpenIDファウンデーションに参加し、動向が注目されていた。4月末にはOpenIDプロバイダーとなり、一部のOpenID対応サービスではFacebookアカウントでログインが可能だ。
【関連リンク】
・Facebook Developers | Facebook Developers News
・Implementers' Draft: OpenID User Interface Extension 1.0 - DRAFT 0.4
・Google Code Blog: Google OpenID API - taking the next steps
・OpenID - Blog Archive - Google and JanRain Release Support for the OpenID User Interface Extension
・JanRain Blog: New from Google and RPX
・JanRain Blog: Facebook to Accept OpenIDs on its Website