初めてのCatalyst入門(1)
PerlによるWebフレームワークCatalystとは?
Catalystのインストール手順、サンプルアプリケーションの作成方法
ダウンロード サンプルファイル (49.5 KB)
メッセージを変更する
HelloアプリケーションのルートURLで表示されるメッセージを変更してみましょう。
「Hello/lib/Hello/Controller/Root.pm」のindexメソッドは次のように定義されています。Root.pmの29行目あたりを探してみてください。
sub index :Path :Args(0) {
my ( $self, $c ) = @_;
# Hello World
$c->response->body( $c->welcome_message );
}
indexメソッドの最後の行「$c->response->body( $c->welcome_message );」を次のように変更し、Catalystのデフォルトのエンコーディングは「UTF-8」ですので、ここでは文字コードを「UTF-8」としてファイルを保存してください。それ以外の文字コード(例えばShift_JISなど)で保存すると、Webブラウザで表示させた際に文字化けします。
sub index :Path :Args(0) {
my ( $self, $c ) = @_;
# Hello World
$c->response->body( 'こんにちは!' );
}
「$c」はCatalystのコンテキスト情報への参照で、このコンテキストからWebブラウザなどのクライアントに返すオブジェクト「response」を取得し、さらにクライアントへの出力として「こんにちは!」という文字列を設定しています。
indexメソッド名の後に「:Path :Args(0)」という、見慣れないものが記述されていますが、これはPerlの「アトリビュート」を利用して定義される付加情報です。
アトリビュートはメソッドの後に「:アトリビュート名(引数)」という形で指定されます。
「:Path」アトリビュートでは、コントローラのメソッド(Catalystではアクションと呼びます)とURLのパスを割り当てるための指示を記述できます。この例では何も指定していないため、デフォルトのURL「"/"」に割り当てられています。
どのようなアトリビュートを使用できるか、などについては次回以降の連載で説明していく予定です。
変更したメッセージを確認
組み込みサーバを停止させている場合には再度起動し、もう一度同じURLをWebブラウザで開いてみましょう。次のような画面が表示されているでしょうか。
まとめ
本記事では、Catalystのインストールとアプリケーションスケルトンの作成について説明しました。次回では、Catalystフレームワークにおける処理の流れや主要なコンポーネントなどについて説明していく予定です。
参考資料
- Catalyst-Manual-5.8000
- 『モダンPerl入門』 牧大輔 著、翔泳社、2009年2月
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- Webアプリケーションフレームワーク「Catalyst」入門連載記事一覧
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山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)
静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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WINGSプロジェクト 花田 善仁(ハナダ ヨシヒト)
<WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書、記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook
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