メッセージを変更する
HelloアプリケーションのルートURLで表示されるメッセージを変更してみましょう。
「Hello/lib/Hello/Controller/Root.pm」のindexメソッドは次のように定義されています。Root.pmの29行目あたりを探してみてください。
sub index :Path :Args(0) {
my ( $self, $c ) = @_;
# Hello World
$c->response->body( $c->welcome_message );
}
indexメソッドの最後の行「$c->response->body( $c->welcome_message );」を次のように変更し、Catalystのデフォルトのエンコーディングは「UTF-8」ですので、ここでは文字コードを「UTF-8」としてファイルを保存してください。それ以外の文字コード(例えばShift_JISなど)で保存すると、Webブラウザで表示させた際に文字化けします。
sub index :Path :Args(0) {
my ( $self, $c ) = @_;
# Hello World
$c->response->body( 'こんにちは!' );
}
「$c」はCatalystのコンテキスト情報への参照で、このコンテキストからWebブラウザなどのクライアントに返すオブジェクト「response」を取得し、さらにクライアントへの出力として「こんにちは!」という文字列を設定しています。
indexメソッド名の後に「:Path :Args(0)」という、見慣れないものが記述されていますが、これはPerlの「アトリビュート」を利用して定義される付加情報です。
アトリビュートはメソッドの後に「:アトリビュート名(引数)」という形で指定されます。
「:Path」アトリビュートでは、コントローラのメソッド(Catalystではアクションと呼びます)とURLのパスを割り当てるための指示を記述できます。この例では何も指定していないため、デフォルトのURL「"/"」に割り当てられています。
どのようなアトリビュートを使用できるか、などについては次回以降の連載で説明していく予定です。
変更したメッセージを確認
組み込みサーバを停止させている場合には再度起動し、もう一度同じURLをWebブラウザで開いてみましょう。次のような画面が表示されているでしょうか。
まとめ
本記事では、Catalystのインストールとアプリケーションスケルトンの作成について説明しました。次回では、Catalystフレームワークにおける処理の流れや主要なコンポーネントなどについて説明していく予定です。
参考資料
- Catalyst-Manual-5.8000
- 『モダンPerl入門』 牧大輔 著、翔泳社、2009年2月

