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初めてのCatalyst入門(1)
PerlによるWebフレームワークCatalystとは?

Catalystのインストール手順、サンプルアプリケーションの作成方法

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2009/08/12 14:00
目次

メッセージを変更する

 HelloアプリケーションのルートURLで表示されるメッセージを変更してみましょう。

 「Hello/lib/Hello/Controller/Root.pm」のindexメソッドは次のように定義されています。Root.pmの29行目あたりを探してみてください。

リスト16:変更前のindex
sub index :Path :Args(0) {
    my ( $self, $c ) = @_;

    # Hello World
    $c->response->body( $c->welcome_message );
}

 indexメソッドの最後の行「$c->response->body( $c->welcome_message );」を次のように変更し、Catalystのデフォルトのエンコーディングは「UTF-8」ですので、ここでは文字コードを「UTF-8」としてファイルを保存してください。それ以外の文字コード(例えばShift_JISなど)で保存すると、Webブラウザで表示させた際に文字化けします。

リスト17:変更後のindex
sub index :Path :Args(0) {
    my ( $self, $c ) = @_;

    # Hello World
    $c->response->body( 'こんにちは!' );
}

 「$c」はCatalystのコンテキスト情報への参照で、このコンテキストからWebブラウザなどのクライアントに返すオブジェクト「response」を取得し、さらにクライアントへの出力として「こんにちは!」という文字列を設定しています。

 indexメソッド名の後に「:Path :Args(0)」という、見慣れないものが記述されていますが、これはPerlの「アトリビュート」を利用して定義される付加情報です。

 アトリビュートはメソッドの後に「:アトリビュート名(引数)」という形で指定されます。

 「:Path」アトリビュートでは、コントローラのメソッド(Catalystではアクションと呼びます)とURLのパスを割り当てるための指示を記述できます。この例では何も指定していないため、デフォルトのURL「"/"」に割り当てられています。

 どのようなアトリビュートを使用できるか、などについては次回以降の連載で説明していく予定です。

変更したメッセージを確認

 組み込みサーバを停止させている場合には再度起動し、もう一度同じURLをWebブラウザで開いてみましょう。次のような画面が表示されているでしょうか。

修正したHelloアプリケーションの実行画面
修正したHelloアプリケーションの実行画面

まとめ

 本記事では、Catalystのインストールとアプリケーションスケルトンの作成について説明しました。次回では、Catalystフレームワークにおける処理の流れや主要なコンポーネントなどについて説明していく予定です。

参考資料



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著者プロフィール

  • 山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

    静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for ASP/ASP.NET。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。 主な著書に「入門シリーズ(サーバサイドAjax/XM...

  • WINGSプロジェクト 花田 善仁(ハナダ ヨシヒト)

    <WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂...

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