負の連鎖を生み出しやすいオンラインゲーム問題
ユーザー数が増えているオンラインゲームは、インシデントも増えておりさまざまな問題を生んでいるという。ユーザーや個人レベルでは、チートやトロイの木馬による、アイテム詐欺やアカウント窃取、サービス事業者レベルでは、ライバル事業者へのDoS攻撃などが行われている。これらの攻撃は、前述の掲示板などの情報によって、一般のユーザーや事業者が簡単に行えるからだ。
オンラインゲームに関するさまざまな問題は、「3低」と呼ばれる「低年齢」「低学歴」「低収入」の層への浸透が深刻であり、金銭目的の犯罪や被害、ゲーム依存などが当局や専門家から指摘されている。しかも、低所得や格差が犯罪に向かわせるなど、それらが連鎖的につながっており、負のスパイラルを形成しているともいう。
以上のように講演は、統計データをベースにした内容がメインとなるものだったが、中国のインターネット事情については断片的なニュース報道やネット上の情報から入ってくるものが多く、定量的な情報がじつは少ない。その意味で、客観的なデータに基づいたレポートの意義は高いだろう。


