ExCella Reportsのカスタマイズ
カスタムタグを利用することでカスタマイズ可能なことは述べましたが、 その他のカスタマイズ方法としてListener(ReportProcessListener)とExporter(ReportBookExporter)の作成ができるように作られています。ReportProcessListenerを実装したクラスを作成し、プロセッサ(ReportProcessor)に追加することで、下記処理タイミングで任意の処理を追加することができます。
- ブック解析前 …… preBookParse()
- シート処理前(パラメータ置換前) …… preParse()
- シート処理後(パラメータ置換後) …… postParse()
- ブック解析後(出力前) …… postBookParse()
同様にReportBookExporterを継承したクラスを作成し、プロセッサ(ReportProcessor)に追加することで、独自の出力処理を実現することも可能になっています。処理フローとカスタマイズポイントを表示した図を記載しておきます。
まとめ
今回は、オープンソースのフレームワークを紹介することで、POIを直接操作する方法以外での、Excelレポートの作り方を紹介しました。フレームワークは独自の仕様に合わせてカスタマイズすることもできるので興味をもたれた方はぜひ試してみてください。