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最新POIでOffice Open XML形式のExcelファイルを操作

OSSのフレームワークを利用してExcelレポートを簡単作成

最新POIでOffice Open XML形式のExcelファイルを操作 第6回

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ExCella Reportsのカスタマイズ

 カスタムタグを利用することでカスタマイズ可能なことは述べましたが、 その他のカスタマイズ方法としてListener(ReportProcessListener)とExporter(ReportBookExporter)の作成ができるように作られています。ReportProcessListenerを実装したクラスを作成し、プロセッサ(ReportProcessor)に追加することで、下記処理タイミングで任意の処理を追加することができます。

  • ブック解析前 …… preBookParse()
  • シート処理前(パラメータ置換前) …… preParse()
  • シート処理後(パラメータ置換後) …… postParse()
  • ブック解析後(出力前) …… postBookParse()

 同様にReportBookExporterを継承したクラスを作成し、プロセッサ(ReportProcessor)に追加することで、独自の出力処理を実現することも可能になっています。処理フローとカスタマイズポイントを表示した図を記載しておきます。

処理フローとカスタマイズポイント
処理フローとカスタマイズポイント

まとめ

 今回は、オープンソースのフレームワークを紹介することで、POIを直接操作する方法以外での、Excelレポートの作り方を紹介しました。フレームワークは独自の仕様に合わせてカスタマイズすることもできるので興味をもたれた方はぜひ試してみてください。

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この記事の著者

土田 将人(ツチダ マサト)

株式会社ビーブレイクシステムズにて業務システムのパッケージソフト(MA-EYES)の製品開発に従事。英語や会計等、システム開発以外のスキルを活かして官公庁やメーカ系のシステム開発で活躍中。少し前に、パッケージソフトMA-EYESの開発を通して「POI」を知り尽くし、勢い余って本稿の執筆に至る。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/5255 2010/07/05 14:00

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