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「Adobe MAX 2010」総力レポート(AD)

【Adobe Max 2010】会場で日本人参加者だけにいち早く伝えられた「Adobe AIR」最新動向

Adobe MAX 2010 総力レポート:「Adobe AIR 2.5」セッション

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継続的なパフォーマンス改善

 AIRは現在いろいろな用途で使われているが、デベロッパーに聞いたところ、「ゲーム」「電子出版」として需要が高い。特にゲームは先進的な機能、ハイパフォーマンスが求められる分野だ。

デベロッパーに聞いたAIRの適用ジャンル
デベロッパーに聞いたAIRの適用ジャンル

 パフォーマンス改善にもリソースを費やしており、一番手をかけているのはGPU機能の部分。PCではGPUが当たり前になってきているので、GPUをフルに活用して、CPU負荷の軽減や表現力の向上を目指す。

継続的なパフォーマンスの改善
継続的なパフォーマンスの改善

 中でも現在一番注力している機能が「ステージビデオ」だ。動画の再生は通常、ビデオのデコード、画像変換・表示処理(色変換、拡大縮小など)の2ステップで行われている。現在、前者はハードウェアに処理を投げることも可能だが、後者はFlashの中でのみ処理が行われている。ステージビデオは、その後者の行程をハードウェアで処理させる機能だ。

現在、動画再生の後工程はソフトウェアがCPUリソースを消費して行う必要がある。
現在、動画再生の後工程はソフトウェアがCPUリソースを消費して行う必要がある。

 最終的にはCPUリソースを消費せずにHD品質の動画を表示することができ、表示品質やバッテリー持続時間などの向上が期待できる。

ステージビデオ機能を活用することで、CPUリソースを消費することなく、HD品質の動画を楽しめるようになる
ステージビデオ機能を活用することで、CPUリソースを消費することなく、HD品質の動画を楽しめるようになる

フルスタックの開発環境「Flash Platform」

 アドビはFlash Platformをユーザーに触れる表示側の機能だけでなく、開発ツールやフレームワークなどを含めたフルスタックの開発環境として提供しているので、今後も生産性の高い開発ワークフローの進化が期待できる。下図がFlash Platformの全体像だ。

ランタイムだけではなく、それを乗せるフレームワーク、サーバーやサービス(旧Omnitureの分析ツールを含む)まで全般的にカバーするFlash Platform
ランタイムだけではなく、それを乗せるフレームワーク、サーバーやサービス(旧Omnitureの分析ツールを含む)まで全般的にカバーするFlash Platform

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通常のアプリのようにモバイル開発が可能に

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