The Linux Foundationは11日、8月に発表したオープンソースソフトウェア(OSS)のライセンス遵守に関する包括的な取り組み「オープンコンプライアン スプログラム」の一環として、「自己診断チェックリスト」(「Self-Assessment Check List」の日本語訳版)の提供を開始した。
The Linux Foundationは11日、8月に発表したオープンソースソフトウェア(OSS)のライセンス遵守に関する包括的な取り組み「オープンコンプライアンスプログラム」の一環として、「自己診断チェックリスト」(「Self-Assessment Check List」の日本語訳版)の提供を開始した。同団体のホワイトペーパーコーナーから無料で入手できる。
一連の推奨プラクティスを紹介したもので、ライセンスを遵守しつつOSSの使用奨励に取り組んだ数多くの企業の経験をもとに作成された。企業の社内ツールとしての利用が想定されており、OSSを導入する際の最大障壁となるライセンスコンプライアンスの参考資料として、OSS導入を促進するのが目的。
全22ページのPDFファイルで、背景知識や使用方法の説明から始まり、「検出」「調査と承認」「義務の履行」「コミュニティへの貢献」「ポリシー」「コンプライアンス要員の適正配置」「ビジネス プロセスの適応」「トレーニング」「コンプライアンス プロセス管理」「OSS インベントリ / 記録管理」「自動化 / ツール サポート」「検証」「プロセス順守の監査」といった項目のチェックリストがまとめられている。
同団体では、コンプライアンスプログラムの経験が浅い企業に対し、「自己診断チェックリスト」と併せて、オープンソースコンプライアンストレーニングコースも受講も推奨している。
【関連リンク】
・ホワイトペーパー(The Linux Foundation)
・オープンソースコンプライアンストレーニングコース
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