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Android端末からのデータベースサーバーへのアクセスとグリッド表示

Androidを使ったクライアント/サーバー・データベースシステム 第2回

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2010/12/27 14:00
目次

今後の展開に期待してほしい

 前回約束したように、今回はAndroid端末をデータベースクライアントとして活用するための必須と思われる2つの自作クラスを紹介しました。みなさんはこれを自由に改変し、アプリケーションを自由に配布することができます。ただし開発者向けのプロダクトの配布は認められません。

 これらのクラスは、まだ未完成ですが、今後も開発を続行し、機能や完成度を高めていく予定です。私たちも仕事で使うつもりで開発しているクラスだからです。ですが、まだ十分な資料もできておらず、自力で解析するのは大変かもしれません。本連載の展開を待てる人は期待して待っていて欲しいですし、すぐにAndroidクライアントのデータベースシステムを作らないといけない方は私たちに相談してください。

 すぐにでも実装しないといけない機能はデータの削除機能です。プログラムには一部、書きかけの削除機能が含まれていますが、まだ動作しません。これは近日中に実装し公開することを約束します。削除機能が実装されれば、データベースアプリケーションとして一通りのことができるようになります。

Androidは企業システムに普及するのか

 業務アプリケーション端末としてのAndroidの将来性について、少し書いておきます。今年、11月には各携帯キャリアの新しいスマートフォンが発表され、新製品はAndroidスマートフォンが主力になったといってよいでしょう。スマートフォンとしてのAndroidの将来は約束されていると思います。ただ、それはどちらかというと個人消費主導の需要であり、企業システムへの浸透には、もう少し時間が必要かもしれません。ただ、来年あたり日本ではスマートフォンの出荷台数がPCの出荷台数を超えるともいわれており、その台数ベースでの圧力は、企業システムにも大きな影響を与えるでしょう。

 そしてスマートフォンの特徴でもある、どこからでも準備なしにインターネット、もしくはクラウドコンピューティングに接続できる能力は有力な武器となるでしょう。

 一方で各社から、Androidタブレットコンピュータも相次いで発売されます。タブレットコンピュータにメーカーはかなりの期待をしているようですが、期待ほどには短期間で普及しないかもしれません。だとしても、私は中期的に見てAndroidタブレット端末は、爆発的に普及すると考えています。というのはコンピュータとしてではなく、マルチメディア家電端末としての普及の可能性が期待できるからです。人々はこの端末で、本を読み、雑誌や新聞を読み、テレビやビデオを見たり、Webページを見たりします。数年後には端末価格は数千円程度になるのではないでしょうか。品質はこころもとないですが、すでに中国では7インチのAndroidタブレットを数千円程度で生産しています。現在はまだiPadのイメージで高級感があるタブレット端末ですが、いずれ家庭に5-6台ころがっている電卓のような存在になるのではないでしょうか。近くのスーパーマーケットが販促用に配ったりするかもしれません。

 もちろん、これらの普及形態も企業システムとは直接関係ありませんが、このような莫大な台数ベースの普及は、当然、企業システムにも影響を及ぼすでしょう。データ入力がしにくいという問題は、外付けのキーボードを使えばいいだけのことです。すでにAndroid端末は日本語キーボードをUSB接続するだけで何の設定もなく日本語を入力することができます。もちろんBluetooth接続でも問題ありません。



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連載:Androidを使ったクライアント/サーバー・データベースシステム

著者プロフィール

  • 秋月 巌(アキヅキ イワオ)

    秋月ソリューション事務所 秋月巌 ソフトウェア開発者、及び、テクニカルライター 執筆記事一覧 秋月ソリューション事務所Webサイト

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