TDDBC横浜の課題をやってみる
2011年11月5日に、TDDBC横浜が開催されました。当日の講演資料(一部)やブログ記事などは、「TDDBC横浜/記録」 のページをご覧ください。その課題は、昼食後から午後一杯を使って参加者がTDDで取り組んだものです。全部で6つのお題の内、この記事では最初の4つを取り上げます(下記の各お題は要約)。
- お題その1:野球選手の打席数と打数と安打数を受け取り、選手の打率を計算できること。
- お題その2:打席数が0の場合は、打率を計算しないこと。
- お題その3:打席数が0でなく、打数が0の場合は、「0.000」と計算すること。
- お題その4:選手の打率を表示用に整形したものを出力できること。
- お題その5:入力として選手のリストを受け取り、打率の順位を計算できること。
- お題その6:規定の打席数以上の選手とそうでない選手で順位を分けて計算できること。
それでは、C#でTDDをやってみましょう!
Visual Studioのプロジェクトを用意する
最初は、これからコードを書くための場所を用意するという、いつもの作業です。通常はテストケースを作るプロジェクト(これは出荷しない)と、製品コードを収めるプロジェクトを別々にしますが、ここでは簡単のため1つのプロジェクトにまとめます。Visual Studio(またはC# Express)を起動して、次のように新しいプロジェクトを作ってください。
プロジェクトの種類 | クラスライブラリ |
---|---|
プロジェクトの名前 | TDDBC横浜 |
次に、メニューの[プロジェクト]-[参照の追加]の[.NET]タブで、nunit.frameworkへの参照を追加しておきます。
C# Expressの場合は、作ったプロジェクトをすぐに保存しておきましょう(ソリューションエクスプローラーでプロジェクト「TDDBC横浜」を選択しておいて、メニューの[ファイル]-[名前を付けて TDDBC横浜 を保存])。