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ファウンダーに訊く、オープンソースのPaaS環境「Cloud Foundry」の魅力と使い方

「Cloud Foundry Open Tour, Tokyo」セッションレポート

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6. 「Go Go OpenSource!」

 編集部では、Cloud Foundry Open Tour, Tokyoでのセッション後、Richardson氏から個別にお話を聞く機会をいただいた。

CloudFoundry.comファウンダー Chris Richardson氏
CloudFoundry.comファウンダー Chris Richardson氏

──一般的に、PaaSを使う上での難しさはどこにあると思いますか。

 そもそも、最初の段階でPaaSプロバイダを選択するのが難しいと思います。一般的なPaaSはそれほどたくさんの選択肢を提供してはくれません。どのようなインフラの上で、どのようなサービスが提供されているのか。自分のアプリケーションがその環境でちゃんと動作するのか。確認しなければならない項目がたくさんあります。

 Cloud Foundryであれば、自分の好きな環境にカスタマイズできるので、そのような心配はありません。

──Cloud Foundryと既存のPaaS型クラウドサービスはどのように使い分けたらいいのでしょうか。

 根本的な違いはオープンソースであることです。オープンな技術によって開発されているのでベンダーロックインのリスクがなく、ユーザが自由に拡張することができます。そのような自由な環境を、ほんの数ステップで手に入れることができるという点も大きなアドバンテージだと思います。

──Cloud Foundryが発表されてから1年が経ちますが、現時点での反響はどのようなものでしょうか。また、今後はどのようになっていくと思いますか。

 多くの人々が、実際に使って、そしてこれを拡張することに関わっています。コミュニティは非常にアクティブな状態にあると思います。今回のOpen Tourは東京を含めて世界10都市で開催されていて、非常に多くの開発者やユーザが参加しています。今後どうなっていくかということですが、もっとよくなっていくということは間違いないでしょう。

──最後に、日本のユーザにメッセージをお願いします。

 オープンソースは非常にすばらしいものです。いろいろなフレームワークやアプリケーションが登場しています。『Go Go OpenSource!』。これからもオープンソースのプロダクトを積極的に使い、そして積極的に活動に参加してください。

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この記事の著者

杉山 貴章(スギヤマ タカアキ)

有限会社オングスにて、Javaを中心としたソフトウェア開発や、プログラミング関連書籍の執筆、IT系の解説記事やニュース記事の執筆などを手がけている。そのかたわら、専門学校の非常勤講師としてプログラミングやソフトウェア開発の基礎などを教えている。著書に『Javaアルゴリズム+データ構造完全制覇』『Ja...

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