告知:Windows Azureポータルの改善
今回、Windows Azure管理ポータルに数多くの機能拡張がリリースされました。それらの機能には、以下のようなものがあります。
- Service Busの管理およびモニター
- 共同管理者の管理サポート
- SQLデータベースへのインポート/エクスポート
- 仮想マシン体験の改善
- クラウドサービスのステータス通知の改善
- Media Servicesのモニターサポート
- ストレージコンテナの作成とアクセス制御サポート
すべての改善点はすでに本番環境にあり、すぐに利用可能です。以下は、それぞれの詳細になります。
Service Bus管理とモニター
Windows Azure管理ポータルでは、Service Busの管理およびモニターをサポートするようになりました。
Service Busは、アプリケーション(またはクラウドとオンプレミス環境)間にあり、スケールと弾力性を改善するため疎結合による通信を可能にした、リッチなメッセージング基盤を提供します。この新しいService Bus体験により、Service Busの名前空間、Queue、Topic、Relay、Subscriptionを作成、管理できるようになりました。Service BusのQueue、Topic、Subscriptionについてはリッチなモニターも可能です。
Service Busの名前空間を作成するには、 Windows Azureポータルの『SERVICE BUS』タブを選択し、CREATEコマンドを選択するだけです。
そうすると、『CREATE A NEW NAMESPACE』というダイアログが表示され、Service Busの名前空間に名前を付けて新規作成できます。
作成されると、ACCESS KEYコマンドにより、その名前空間に関連したセキュリティの資格情報が取得でき、そのサービス名前空間に関連した接続文字列を取得できます。資格情報が必要なアプリケーションには、その値をコピーし、貼り付けます。
ポータルのドローワーにあるNEW体験によりService BusのQueueおよびTopicの作成も簡単にできます。NEWコマンドをクリックして、『APP SERVICES』カテゴリからService Busエンティティを新規作成するだけです。
新しいQueueまたはTopicが準備できれば、ポータルで管理できます。名前空間をクリックすると、すべてのQueueおよびTopicが表示されます。
一覧の項目をクリックすると、Dashboardビューまで掘り下げられ、そのアクティビティやトラフィックがモニターでき、そこでの作業も可能です。例えば、『orders』Queueのビューでは、受信・送信のメッセージフローや、Queue全体の長さやサイズが、以下のように表示されます。
Pub/SubのSubscriptionをモニターするには、Topic内でADD METRICSコマンドを使って、モニターするSubscriptionを選択します。