Storage:Visual Studio Table Explorer
以前のWindows Azure SDK 1.8リリースで、Windows Azure Storageに対してVisual Studioツールサポートを改善しました。
この以前のリリースでは、Windows Azure Storage Blob および Queueサービスに対する読み書きの機能に焦点を当てていました。
今回のWindows Azure SDK 2.0リリースでは、Windows Azureテーブルの作成・削除もでき、Visual Studioサーバーエクスプローラからテーブルエンティティを追加、編集、削除できます。
これにより、Windows Azure Storageテーブルを使用するアプリをVisual Studioを使用して簡単に構築でき、時間が節約できます。
Visual Studioサーバーエクスプローラで、Windows Azure Storageノード内で右クリックすれば、新しいテーブルを作成したり、名前をつけたりできます。
テーブルが作成されると、Visual Studio内から直接そこへエンティティを追加することができます(テーブルデザイナ上の“Create Entity”ボタンをクリックするだけ)。
テーブル内で既存のエンティティを編集、削除することもできます。
またOData文法を知らなくても、テーブルツールの一部にある新しいクエリビルダーを利用すれば、テーブルクエリをより簡単に作成できます。
上記の機能により、Windows Azure Storageテーブルをより簡単に利用できます。
Service Bus:クライアントライブラリの更新
今回のリリースでは、Service Busクライアントライブラリも更新され、いくつかの素晴らしい新機能が追加されました。
- メッセージ検索サポート:メッセージの検索は、メッセージのロックや明示的に受信を行わなくても、キューにあるメッセージが確認できます。これはデバッグを行ったり、モニターが必要なシナリオでは非常に便利です。
- 新しいメッセージ・パンプ・プログラミング・モデル:今回のリリースでは、新しいメッセージ・パンプ・プログラミング・モデルのサポートも追加されました。このメッセージ・パンプ・プログラミングの文法はイベント駆動または”プッシュ型”ベースの処理モデルに似ていて、今回サポートする受信ループへ代替を提供します。このアプローチは、同時メッセージ処理をサポートし、変動的な割合でメッセージを処理することができます。
- 不要なメッセージエンティティの自動削除:自動削除機能では、不要なキュー、トピック、サブスクリプションが自動削除された後の間隔を設定できます。