ThemeRollerでデザインを変更する
続いて、「ThemeRoller」を使ってデザインを変更します。「ThemeRoller」については前回の記事「カラフルなツールチップを持つASP.NETアプリケーションの作成」で使い方を詳しく説明していますので、こちらを参照してください。
① 今回は、「Gallery」から「Start」を選びました。「Download」Buttonをクリックしてダウンロードし、解凍します。
② プロジェクトに「MyTheme」というフォルダを作成し、解凍したファイルをすべてこの中に移動します。
③ C1ExpanderコントロールのThemeプロパティの値欄に、CSSファイルのファイル名をパス名を付けて記述します。
/MyTheme/css/start/jquery-ui-1.10.3.custom.css
④ アプリケーションを実行し、デザインを確認します。
URL入力エリアを追加する
これだけでも十分使えるアプリケーションになっていますが、せっかくなのでアプリケーション実行時に他のWebサイトに移動できる機能を追加します。
① 各C1Expanderコントロールの上に、「URL:」という文字列とTextBox、Buttonコントロールを追加します。Buttonコントロールは、「Text」プロパティに「⇒」という文字を入力しておきます。
② 3つのButtonコントロールは、Clickイベントハンドラを作成し、TextBoxコントロールの入力内容をC1Expanderコントロールの「ContentUrl」プロパティに代入する式を作成します。
また、ExpandedプロパティをTrueにして、移動したWebサイトを表示するようにします。
Public Class _Default Inherits System.Web.UI.Page Protected Sub Button1_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles Button1.Click C1Expander1.ContentUrl = TextBox1.Text C1Expander1.Expanded = True End Sub Protected Sub Button2_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles Button2.Click C1Expander2.ContentUrl = TextBox2.Text C1Expander2.Expanded = True End Sub Protected Sub Button3_Click(sender As Object, e As EventArgs) Handles Button3.Click C1Expander3.ContentUrl = TextBox3.Text C1Expander3.Expanded = True End Sub End Class
namespace Expander_ASP_cs { public partial class _Default : System.Web.UI.Page { protected void Button1_Click(object sender, EventArgs e) { C1Expander1.ContentUrl = TextBox1.Text; C1Expander1.Expanded = true; } protected void Button2_Click(object sender, EventArgs e) { C1Expander2.ContentUrl = TextBox2.Text; C1Expander2.Expanded = true; } protected void Button3_Click(object sender, EventArgs e) { C1Expander3.ContentUrl = TextBox3.Text; C1Expander3.Expanded = true; } } }
まとめ
C1Expanderコントロールは、限られたWebページのスペースを有効に活用できるだけではなく、コントロールやテキスト、画像から外部コンテンツまで、幅広いコンテンツを組み込むことが可能です。
今回は、開発作業用のリファレンスページを作成してみましたが、C1Expanderコントロールはアイデア次第で、さまざまな用途のWebページを作成できる可能性を持ったコントロールといえます。