(5)次のページに進み、接続文字列はデフォルトの「ConnectionString」のままで「次へ」ボタンをクリックし、SQLステートメントの作成ページではフィールド「読み」と「空港名」を取得するようにして「次へ」ボタンをクリックします。
(6)「クエリのテスト」ページで「クエリのテスト」ボタンをクリックし、2つのフィールドデータが取得できることを確認し、「完了」ボタンをクリックします。
(7)ウィザードを閉じたら、C1AutoCompleteコントロールのプロパティウィンドウで、次のプロパティにそれぞれデータベースのフィールド名を設定します。
プロパティ | 設定値 |
---|---|
DataLabelField | 読み |
DataValueField | 空港名 |
以上で設定は終わりです。たったこれだけで、C1AutoCompleteコントロールとデータベースファイルのデータバインドが完成しました。
では、実際にアプリケーションを実行し、オートコンプリート機能をテストしてみましょう。
検索ボックスに「かごしま」と入力した時点で、一致した読みがリスト表示されます。このうちの一つを選ぶと、検索ボックスに空港名が入力されます。
まとめ
このように、C1AutoCompleteコントロールを使った独自のオートコンプリート機能を実装するのはとても簡単です。
データの入れ替えをしないのであれば、C1AutoCompleteデザイナフォームでコントロールに直接「ラベル」と「値」を入力するだけで良いですし、データ量が多かったり修正する頻度が高いのであれば、データベースファイルから「ラベル」と「値」のデータを取り出すようにすればよいでしょう。
使い方次第で、いろいろなデータの入力を補助してくれる便利なコントロールです。