SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

Windows Azure Storeで楽々システム開発

サードパーティ製品を使用してWindows Azure向けの開発/準備時間を削減する

Windows Azure Storeで楽々システム開発(1)

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

仮想マシン(Windows)へのMetricsHub Agentのインストール

 仮想マシンの性能情報の詳細をモニタリングするために、MetricsHub Agentをインストールします。ここでは、Windows OSへのインストール方法を説明します。

1)MetricsHub Agentのインストール画面に遷移する

 [install the MetricsHub Agent]のリンクをクリックします。MetricsHub Agentのインストール画面が表示されたら、[Windows]をクリックします。

2)仮想マシンでMetricsHub Agentをダウンロードする

 画面にMetricsHub Agentをダウンロードするために、[Download]ボタンをクリックします。(図21)。

図21 MetricsHub Agent(Windows)のダウンロード
図21 MetricsHub Agent(Windows)のダウンロード
3)設定ファイルに設定を反映させる

 [Download]ボタンをクリックすると、図22の説明画面が表示されるので、画面の説明に沿って作業を進めます。

図22 MetricsHub Agentのインストール
図22 MetricsHub Agentのインストール

 ダウンロードしたファイルを解凍します(C:\Program Files\MetricsHubなど)。解凍して生成されたファイルの中から、[MetricsHub.Diagnostic.Monitor.exe.config]を編集します。

 [applicationToken]と[applicationSecret]を設定します。この値は、MetricsHubにログインした後、右上の[Welcome]ボタンをクリックし、[Account and Subscription]を選択して表示される画面で確認できます(図19)。この値を図23のように、[MetricsHubAgent.properties]に設定します。

図23 MetricsHub Agentキーの設定
図23 MetricsHub Agentキーの設定
4)MetricsHub Agentを実行する

 コマンドプロンプトを開き、カレントディレクトリをMetricsHub Agentを解凍したディレクトリに移動します。リスト4のコマンドを実行し、MetricsHub Agentをインストールし、起動してください。

リスト4 MetricsHubAgentのインストールと実行
cd "C:\Program Files\MetricsHub"
MetricsHub.Diagnostic.Monitor.exe install
MetricsHub.Diagnostic.Monitor.exe start

クラウドサービスのWindows Azure診断の有効化

 Windows Azure診断を有効化することで、より詳細なモニタリングの実施が可能です。Windows Azure診断を有効化するには、Windows Azure診断構成ファイルを使用して、有効化します。

 Windows Azure診断構成ファイルを所定の場所に配置し、再デプロイすると、Windows Azure診断を有効化することができます。

 Windows Azure診断を有効化する方法については、MSDNの「Windows Azureサポートの現場から」で公開されている「Windows Azure 診断構成ファイルの使用方法」を参照してください。

まとめ

 Windows Azure向けに、各社が提供している既存のソリューションを使用することで、アプリケーションの素早い提供を実現できます。それらのソリューションを有効活用し、車輪の再開発を実施しないようにするには、どのようなサービスが提供されているかを知ることが重要です。

 今回は、Active Cloud Monitoringを手軽に使用を始められるところまで説明しました。追加費用が発生しない性能モニタリングソリューションなので、運用する際には導入を検討すると良いかと思います。次回は、Active Cloud Monitoringで提供されている機能や画面の説明、使用方法を説明します。

参照ドキュメント

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事の著者

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるReact実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

WINGSプロジェクト 大和屋 貴仁(ヤマトヤ タカヒト )

WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS Twitter: @yyamada(公式)、@yyamada/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/7275 2013/08/06 14:00

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング