仮想マシン(Windows)へのMetricsHub Agentのインストール
仮想マシンの性能情報の詳細をモニタリングするために、MetricsHub Agentをインストールします。ここでは、Windows OSへのインストール方法を説明します。
1)MetricsHub Agentのインストール画面に遷移する
[install the MetricsHub Agent]のリンクをクリックします。MetricsHub Agentのインストール画面が表示されたら、[Windows]をクリックします。
2)仮想マシンでMetricsHub Agentをダウンロードする
画面にMetricsHub Agentをダウンロードするために、[Download]ボタンをクリックします。(図21)。
3)設定ファイルに設定を反映させる
[Download]ボタンをクリックすると、図22の説明画面が表示されるので、画面の説明に沿って作業を進めます。
ダウンロードしたファイルを解凍します(C:\Program Files\MetricsHubなど)。解凍して生成されたファイルの中から、[MetricsHub.Diagnostic.Monitor.exe.config]を編集します。
[applicationToken]と[applicationSecret]を設定します。この値は、MetricsHubにログインした後、右上の[Welcome]ボタンをクリックし、[Account and Subscription]を選択して表示される画面で確認できます(図19)。この値を図23のように、[MetricsHubAgent.properties]に設定します。
4)MetricsHub Agentを実行する
コマンドプロンプトを開き、カレントディレクトリをMetricsHub Agentを解凍したディレクトリに移動します。リスト4のコマンドを実行し、MetricsHub Agentをインストールし、起動してください。
cd "C:\Program Files\MetricsHub" MetricsHub.Diagnostic.Monitor.exe install MetricsHub.Diagnostic.Monitor.exe start
クラウドサービスのWindows Azure診断の有効化
Windows Azure診断を有効化することで、より詳細なモニタリングの実施が可能です。Windows Azure診断を有効化するには、Windows Azure診断構成ファイルを使用して、有効化します。
Windows Azure診断構成ファイルを所定の場所に配置し、再デプロイすると、Windows Azure診断を有効化することができます。
Windows Azure診断を有効化する方法については、MSDNの「Windows Azureサポートの現場から」で公開されている「Windows Azure 診断構成ファイルの使用方法」を参照してください。
まとめ
Windows Azure向けに、各社が提供している既存のソリューションを使用することで、アプリケーションの素早い提供を実現できます。それらのソリューションを有効活用し、車輪の再開発を実施しないようにするには、どのようなサービスが提供されているかを知ることが重要です。
今回は、Active Cloud Monitoringを手軽に使用を始められるところまで説明しました。追加費用が発生しない性能モニタリングソリューションなので、運用する際には導入を検討すると良いかと思います。次回は、Active Cloud Monitoringで提供されている機能や画面の説明、使用方法を説明します。