日米のクラウドリーダーが先進事例に熱く議論
Open Cloud Summit Japanでは、次のようなセッションが予定されている。
時間帯 | 内容 |
---|---|
13時00分~ 13時10分 |
オープニング |
13時10分~ 13時55分 |
「オープン・クラウド・アーキテクチャー・イントロダクション」 【スピーカー】
|
13時55分~ 14時45分 |
パネル・ディスカッション 「アプリケーション・エンジニアのためのクラウド活用法」 【パネリスト】
|
14時45分~ 15時05分 |
休憩 |
15時05分~ 15時25分 |
事例セッション 「OSSを活用したOpenStackの導入事例」 【スピーカー】
|
15時25分~ 16時15分 |
IaaSパネル・ディスカッション 「事業会社にとってのオープン・クラウドの価値」 【パネリスト】
|
16時15分~ 16時35分 |
休憩 |
16時35分~ 17時25分 |
オープン・クラウドを支えるコミュニティ(デモ展示とSoftLayer Cafe) コミュニティ・ライトニング・トーク・セッション 【司会】
|
17時25分~ 17時30分 |
クロージング |
前半のセッションは、日本でオープンクラウドを推進しているコミュニティーのリーダーを招き、オープンクラウドによってどのような世界がもたらされるのかについて、米IBM ソフトウェア・スタンダード&クラウド・ラボ技術理事 クリス・フェリス氏とともに議論を行う予定だ。
また、クラウド基盤の活用により、エンジニアや開発者の世界がどのように変わるのかについて、また、注目を集める「APIエコノミー」とは何かについての解説や、BlueMixのアーキテクチャーとIBMのオープンクラウドへの取り組みなども紹介されるという。
さらに、株式会社Co-meeting 取締役 パブリッククラウドエバンジェリスト 吉田雄哉(吉田パクえ)氏をモデレーターとしたパネルディスカッションも予定されている。パネリストとして、株式会社はてなの元CTOでグリー株式会社でもソーシャルメディア統括部長として活躍した伊藤直也氏と、株式会社サムライズム 代表取締役社長の山本裕介氏を迎え、DevOpsやAPI開発について最新動向やそれぞれの活用スタイルなどを議論する。
後半のセッションは、まず、グリー株式会社 インフラストラクチャ本部 マネージャー 渡辺光一氏がIaaSの事例として、企業の情報システムでのオープンクラウド活用について講演を行う。同社ではOpenStackをベースにクラウド情報システムに取り組んでいるという。そして、この講演を受け、IaaS活用に関するパネルディスカッションへと続く予定だ。このパネルには、グリーや楽天の他、Webサービスの開発を行っているベンダーエンジニアや関係者が招聘され、事業会社にとってオープンクラウドの意義や価値について掘り下げる。このパネルディスカッションのモデレーターも、Co-meetingの吉田氏が担当する予定だ。
最後は、この手のイベントでは定番となってきている「ネットワーキング」セッションだ。これは参加者の交流を深めるため、コミュニティーによるライトニングトークなどが予定されている。司会は、一般社団法人クラウド利用促進機構 運営委員長 荒井康宏氏である。
紫関氏によれば、今回はOpen Cloud Summit Japanの第1回目ということで、エンジニア向けでありながら、OpenStackやオープンクラウドでのアプリケーション開発はどのようなものか、どのようなメリットがあるのか、といった点を多くのベンダーやプロバイダーに知ってもらえるように配慮しているという。そもそも、オープンクラウドによる開発プラットフォームは、大企業のシステム開発からスタートアップ企業のサービス基盤構築にも対応するため、企業の規模を問わない。本イベントではBlueMixのアーキテクチャーの説明や、エンジニアによる事例紹介など、技術的な内容がベースとなるが、クラウドプラットフォームでのアプリケーションやサービス開発のビジネスに興味のある人なら、開発者でなくても非常に参考になるだろう。
Open Cloud Summit Japanでは、当日のセッションを会場からライブ配信します。会場まで足を運べないという方は、こちらからぜひご覧ください。