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いよいよ登場する「C++Builder Android対応版」

「RAD Studio次期バージョンベータテスターミーティング」レポート

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 2014年3月20日、エンバカデロ・テクノロジーズの飯田橋オフィスで、「RAD Studio次期バージョンベータテスターミーティング」が開催された。次期バージョンでは、C++言語でもAndroidアプリ開発が可能になるという。ベータテスターミーティングは、ベータテスターおよびベータテスター候補を対象とした非公開のイベントであったが、その中からAndroidアプリ開発に対応するC++Builderの新機能について、先行してレポートする。

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マルチデバイス対応を進めるRAD Studio

 DelphiC++Builder(およびそのスイート製品RAD Studio)は、近年マルチデバイス開発に舵を切り、2011年のWindows/Macのネイティブクロス開発の実現を皮切りに、iOS、Androidとサポートプラットフォームを広げてきた。Delphi言語では、すでにこれら4プラットフォームへの対応は完了していたが、C++言語では、Windows、Mac、iOSまでの対応にとどまっていた(2014年3月現在)。それがこの春に登場する新バージョンで、いよいよAndroid対応も実現する。

図1 モバイルアプリケーションウィザード

 C++BuilderによるAndroidアプリ開発は、モバイルアプリケーションウィザードから始める。アプリは、iOS / Androidのそれぞれのネイティブコードを作成できる単一のコードベースによる開発なので、開始時にAndroidかiOSかを選ぶ必要はない。いくつもあるテンプレートから、作成したいアプリに近い形式を選択すると、次のような設計画面が表示される。

図2 マルチデバイスビジュアルデザイナ

 C++Builderでは、モバイルデバイスのUI設計画面に、コンポーネントをドラッグ&ドロップして開発を進める。この開発スタイルは、従来Windows向けビジュアル開発ツールが提供してきたのと同じだ。モバイルデバイスの場合、デバイスの向き、解像度などが異なる場合があるため、設計時にこれらのデバイスを選択して、レイアウトを確認できる。

図3 デバイスの選択

 配置したコンポーネントのレイアウトは、XY座標の絶対値だけでなく、右寄せや画面いっぱいなどといったレイアウトオプションを選択できるため、画面サイズや向きに応じた最適な表示も可能だ。

 なお、ここで紹介したモバイル開発機能は、Delphiでも同様に利用できる。

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マルチデバイス対応を実現するしかけ

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https://codezine.jp/article/detail/7713 2014/03/31 15:00

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