API管理サービス:一般公開リリース
Azure API管理サービスの一般公開について発表させていただきます。
前回のブログで、開発者にAPIを安全に公開し、パートナーに適用を促進させる方法について述べました。これらのAPIは、モバイルおよびクライアントアプリケーション(任意のデバイス上)、また他のクラウドおよびサービスベースのアプリケーションから使用することができます。
API管理サービスは、すでに持っているAPI(クラウドまたはオンプレミス)を他の人が利用できるように公開する機能をサポートしています。API管理サービスにより以下のことが可能になります。
- APIのスロットル、レート制限、クォータ
- APIを誰がどのように使用しているかの分析結果
- OAuthまたはキーベースアクセスを使用したAPIの安全性
- API状態の追跡、エラーの素早い特定
- APIを使用する開発者にドキュメントおよびテスト実行を提供するAPIの開発者ポータルを簡単に公開
今回の一般公開では、標準層サービスに正式なSLAを提供しています。また、月額わずか49ドルから使用できるサービスの開発者層も用意しています。
開発者向けポータルのOAuthサポート
API管理サービスには、APIを使用したい開発者がそのまま相互的に習得できる開発者コンソールがあります。この開発者コンソールにより、ドキュメントを簡単に公開したり、開発者にAPIの試用やテストを行ってもらえます。
今週のGAリリースでOAuthサポートも追加したので、APIを公開する人はコンソールで使用するOAuth認証サーバーを登録できます。これにより、開発者はAPIとのやり取りで独自のログイン資格情報でサインインできます。OAuthのサポートはAPIには必要不可欠な機能です。すべての標準的な認証タイプはプラススコープおよびデフォルトスコープでサポートされています。
API管理でOAuth 2サポートを有効にする方法と新しい開発者ポータルとの統合についての詳細は、このチュートリアルをご確認ください。API管理サービスの詳細と無償での試用については、ここをクリックしてください。
メディアサービス:ライブストリーミング、DRM、高速で費用効率性の高いエンコーディング、メディアインデクサ
今回Azureメディアサービスでのライブストリーミングおよびコンテンツ保護サポートの公開プレビューについて発表させていただきます。2014年冬季オリンピックや2014年FIFAワールドカップで、主要な国際放送局が数千万人のお客様へ世界的にライブストリーミングしたものと同じインターネットスケールのストリーミングソリューションが、現在すべてのAzureのお客様にご利用いただけます。つまり、サイズに関わらずオリンピックやワールドカップの拡張性、可用時間、信頼性と同じレベルでライブイベントをストリーミングすることができます。
DRMコンテンツ保護
今回Azureメディアサービスで、ファーストパーティのPlayReadyライセンス配信とAES 128ビットのキー配信サービスで静的および動的な暗号化機能を提供する新しいコンテンツ保護も導入します。これにより、ライブおよび録画済みビデオをどちらも簡単にDRM保護することができ、ユーザーはそれらを好きなデバイスおよびプラットフォーム(Windows、Mac、iOS、Androidなど)で簡単に見ることができます。
より高速でより費用効率性の高いメディアエンコーディング
今回より高速なメディアエンコーディング速度と、より費用効率性の高い価格設定も導入しています。改善されたAzureメディアエンコーダは、プレミアムメディアエンコーディングに対して設計されており、出力GB単位で請求されます。以前のエンコーダは、入力と出力の両方のGB単位で請求されていたのですが、出力だけの請求にしたので、すべてのお客様にとって実質的な値引きになります。エンコーディングのワークフローをさらに最適化するために、基本、標準、プレミアムのエンコード予約単位を導入しています。これにより、より高い柔軟性を得ることができ、また特定のワークフローのニーズに合わせたンコーディング機能のカスタマイズが可能になります。
メディアインデクサ
さらに、オーディオファイルやビデオファイルの検索性を向上させるのに使用できる、強力で市場差別化コンテンツ抽出サービスであるAzureメディアインデクサも一般公開させていただきます。メディアインデクサを使用すると、自動的にメディアファイルを分析し、その中のオーディオおよびビデオコンテンツにインデックスをつけていきます。詳細については、ここをご確認ください。
その他のメディアパートナーズ
現在いる大勢のメディアパートナーに加え、いくつかのメディアワークフローパートナーやクライアントプレーヤーの追加についても発表させていただきます。
- AzureメディアサービスとTelestream社のWirecastは完全統合され、Wirecastライブストリーミング制作ソフトウェアからAzureへコンテンツを迅速かつ容易に送信するためにビルトインの宛先が含まれています。
- 同様に、NewTek社のTricasterもAzureプラットフォームに統合され、お客様はTricasterの高い生産値とAzureメディアサービスの拡張性および信頼性を組み合わせることができるようになりました。
- Cires21とAzureメディアはタッグを組み、簡単にライブチャンネルの状態を監視できるようにし、広く使用されているJWプレーヤーは完全にAzureと統合され、すべてのプラットフォームで簡単にビデオ再生の構築ができるようになりました。
詳細はこちら
詳細および無償による試用については、Azureメディアサービスサイトでご確認ください。