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Scott Guthrie氏 Blog翻訳

Azure:Redisキャッシュ、ディザスタリカバリ、タグ付けサポート、SQLDB弾性スケール、DocDB

連載:ScottGu's Blog翻訳


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SQLデータベース:弾性スケールサポートのパブリックプレビュー

 Azure SQLデータベース用の弾性スケールのパブリックプレビューについてお知らせさせて頂きます。弾性スケールは、大幅にシャーディングされたクラウドアプリケーションの開発と管理を合理化しながら、アプリケーションのデータ層を業界標準のシャーディングプラクティスを通じてスケールアウトできるようにします。この新機能は、非常にスケーラブルなアプリケーションを管理するために、独自のAzureサブスクリプションでホストされている.NETライブラリや、Azureサービステンプレートを通じて提供されます。弾性スケールは、シャーディングのインフラの側面を実装しているため、アプリケーションのビジネスロジックに集中できます。

 弾性スケールにより、開発者はデータベースインスタンスコレクションにおけるデータの異なるスライスが存在する場所を定義する“Contract”を確立することができます。これにより、アプリケーションは、トランザクションを適切なデータベース(Shard)に簡単かつ自動的に振り分け、ADO.NETプログラミングモデルに簡単な拡張機能を使用して多くのまたはすべてのShardをクロスさせるクエリを実行することができます。また弾性スケールにより、Shard間で調整されたデータ移動は、異なるデータベース間のデータ範囲を分割またはマージしたり、独自のShardに忙しいテナントを引っ張るなど一般的なシナリオを満たしたりできるようになります。

 プレビューの一部として利用可能なフェデレーションマイグレーションユーティリティについても発表させていただきます。このユーティリティにより、現在のSQLデータベースフェデレーションのお客様は、データ移動することなく、フェデレーションアプリケーションを弾性スケールに移行できます。

 早速弾性スケールプレビューを使用してみてください。詳細については、Channel 9ビデオでご確認ください。

DocumentDB:ドキュメントエクスプローラ、コレクション管理、新しいメトリクス

 先週AzureプレビューポータルのAzure DocumentDBサービスに数多くのアップデートをリリースしました。継続して開発や管理の改善を行って、より生産的になるように、またDocumentDB上にすばらしいアプリケーションが構築できるようにします。今回の改善には以下のものがあります。

  • ドキュメントエクスプローラ:データベースアカウントでJSONドキュメント表示とアクセス
  • コレクション管理:簡単にコレクションの追加と削除
  • データベースパフォーマンスメトリクスとストレージ情報:パフォーマンスメトリクスとデータベースレベルで消費されたストレージ
  • コレクションパフォーマンスメトリクスとストレージ情報:パフォーマンスメトリクスとコレクションレベルで消費されたストレージ
  • Azureタグサポート: DocumentDBアカウントにカスタムタグを適用

ドキュメントエクスプローラ

 DocumentDBアカウント、データベース、コレクションブレードの下部辺りに、ドキュメントエクスプローラの一部が付いた新しい開発者ツールレンズがあります。

 このパーツは、読み取り専用のドキュメントエクスプローラを提供します。ドキュメントエクスプローラでデータベースとコレクションを選択して、そのコレクションの中でドキュメントを表示します。

 ドキュメントエクスプローラは、選択したコレクションの最初の100個までドキュメントをロードすることにご注意ください。ドキュメントエクスプローラブレードの下部にある“Load more”オプションを選択すると、追加ドキュメント(100個毎)をロードできます。今後のアップデートでは、ドキュメントエクスプローラ機能を拡張して、CRUD操作およびフィルタリング機能を有効にしていく予定です。

コレクション管理

 DocumentDBデータベースブレードから、データベースブレードの左上にあるAdd Collectionコマンドで新しいコレクションが素早く作成できます。

ヘルスメトリクス

 コレクションレベルのパフォーマンスメトリクスやストレージ情報を公開する新しいコレクションブレードを追加しました。データベースブレード上のコレクションリストからコレクションを選択すると、この新しいブレードにアクセスできます。

 データベースとコレクションレベルのメトリクスは、データベースとコレクションブレードから利用可能です。

 いつもながら、Azureポータルで一番価値のあったDocumentDBの機能や体験についてご意見を是非お聞かせ頂きたいと思っています。Microsoft Azure DocumentDBのフィードバックフォーラムでご提案などご提出ください。

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この記事の著者

WINGSプロジェクト Chica(チカ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

Scott Guthrie(Scott Guthrie)

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