オートメーション:Azureオートメーションサービスの一般公開
Azureオートメーションサービスの一般公開について発表させて頂きます。Azureオートメーションは、非常にスケーラブルで信頼性の高いワークフローエンジンを使用して、Azure環境でリソースの作成、展開、監視、保守を行うことができます。このサービスは、運用コストを削減しながら、Azureやサードパーティシステム間の時間がかかったり頻繁に繰り返されたりする操作タスクを編成するために使用できます。
Azureオートメーションにより、管理プロセスを記述するためのランブック(PowerShellワークフロー)が構築できます。また、安全なグローバル資産ストアが提供されるのでランブック内に機密情報をハードコードする必要がありません。スケジュール機能も提供されるのでランブックを自動的にトリガすることも可能です。
ランブックは、毎日の単純な手動タスクから複数のAzureサービスやサードパーティシステムにまたがる複雑なプロセスなど、幅広いシナリオを自動化することができます。オートメーションは、PowerShellに基づいて構築されているので、既存のPowerShellモジュールを活用することも、サードパーティシステムと統合するために独自で作成することも可能です。
ランブックの作成と編集
最初からランブックを作成することも、ランブックギャラリーの既存テンプレートをインポートして起動することもできます。
ランブックの編集も管理ポータルで直接実行できます。
価格設定
従量制サービスとして利用可能なオートメーションは、該当のAzureサブスクリプションで使用されたジョブの実行時間(分単位)に基づいて請求されます。Azureのお客様には、毎月無償で使用できるジョブランタイムクレジットが500分含まれています。
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Azureオートメーションの詳細については、以下のリソースを参照してください。
バッチサービス:Azureバッチのプレビュー-並列およびHPCアプリのための新しいジョブスケジュールサービス
新しいAzureバッチサービスのパブリックプレビューについて発表させて頂きます。この新しいプラットフォームサービスは、コンピュータリソースの自動スケール調整を伴う”ジョブスケジュールサービス”を提供し、Azureで大規模並列および高性能コンピューティング(HPC)の作業を簡単に実行することができます。あなたがジョブを送信すると、私たちはVMを起動し、タスクを実行し、あらゆる障害に対処し、作業が完了するとシャットダウンします。
Azureバッチは、Azureメディアサービスのエンコーディング管理やAzure自体のテストに対して内部的に使用しているジョブスケジューリングエンジンです。このプレビューで、Microsoftが今年初旬に獲得したGreenButton社の新しいアプリケーションフレームワークでSDKが拡張できることを非常にうれしく思っています。AzureバッチSDKは、必要なリソース、データ、1つ以上の計算タスクでジョブを記述することで、簡単にクラウドが有効な並列、クラスタ、HPCアプリケーションにすることができます。
Azureバッチは、ボリュームの大きい類似したタスクまたはアプリケーションを並列でプログラムから実行するために使用できます。コマンドラインプログラムおよびスクリプトは、入力としてデータファイルを一式とり、一連のタスクでデータを処理し、出力ファイルを一式生成します。Azureで現在お客様が実行しているバッチワークロードの例として、銀行や保険会社のリスクを計算したり、一般向けおよび産業向けの新製品を設計したり、遺伝子の配列を決定し新薬を開発したり、新たなエネルギー源を探索したり、3Dアニメーションのレンダリングやビデオのトランスコーディングなどがあります。
Azureバッチにより、お客様はオンデマンドで数百、数千、数万ものコアを簡単に使用できるようになります。サービスとしてのジョブスケジュール機能があると、Azure開発者は、アプリケーションでバッチコンピューティングを使用したり、作業キューの構築や管理を必要とせずにサービスを提供したり、効率的にリソースのスケールを調整したり、タスクの配信や障害の処理を行ったりすることに集中することができます。
Azureのスケールだと、バッチコンピューティングのお客様は仕事をより速く終わらせたり、異なる設計で実験したり、より大きくより正確なモデルを実行したり、大規模なクラスタに投資また保守することなく様々な数多くのシナリオをテストしたりすることが可能になります。
Azureバッチについての詳細をご確認いただき、アプリケーションで今すぐ使用してみてください。