解説
コンピュータにはフォントが入っていますが、ある人のコンピュータと他の人のコンピュータで同じフォントが入っているとは限りません。そういった際、文書にフォントを指定すると不都合が生じます。指定したフォントがなければ、文字を描画できないためです。
このような問題を回避する方法の一つは、あり得そうなフォントを片っ端から、複数指定しておくことです。こうしておけば、表示される環境に入っているフォントの中で、意図に近いフォントが選ばれ、描画されます。
もう一つの方法は、「こういったタイプのフォント」と、抽象化して指定する方法です。「タイトルに使われるような、髭の付いていないフォント」「本文で使われるような、髭の付いているフォント」「手書き風フォント」のように、いくつかのグループで指定するというやり方です。
この、後者のような指定の仕方をするフォントを「論理フォント」と呼びます。
例えばHTMLでは、初めに複数のフォントを指定しておき、存在しない場合に、最終的に論理フォントでフォントを選ぶ、といった指定の仕方をすることが多いです。
サンプル
HTMLでフォントを指定してみます(※このソースコードはUTF-8形式で保存してください)。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<title>「論理フォント」のサンプル</title>
<style>
div {
font-size: 36px;
font-weight: bold;
}
.s1 {
/* 論理フォント serif(髭付きフォント)を指定 */
font-family: serif;
}
.s2 {
/* 物理フォント Georgiaを指定。
なければ論理フォント serif */
font-family: Georgia, serif;
}
</style>
</head>
<body>
<div class="s1">CodeZine</div>
<div class="s2">CodeZine</div>
</body>
</html>
