ライトニングトーク
ライトニングトーク担当の清田です。
ライトニングトーク(LT)は、5分間と短い時間ですが、参加者全員の前で発表ができる貴重な時間です。今年は、当日受け付けで、一日目と二日目のクロージングの前にLTを実施しました。LT受付ボードは、開場から程なくしてすぐ埋まるぐらいの盛況ぶりでした。当日受け付けの場合、どんなトークがあるのか? わくわくどきどきな感じが、楽しいなと思いました。また、発表者も発表慣れしているのか、時間通りに終わり、正直すごいなと思いました。
あと、今年、初めての司会をしたのですが、司会をすると次の段取りや繋ぎのことを考えたりして、トークの内容を集中して聞けないなという感覚があり、次回はメモをするなり、工夫しないといけないなと思いました。時間通り終わらせるということに気を取られ、会場の盛り上げやMC的な対応が足らなかったかなと反省しています。ただ、そんな中でも印象に残っているのが、カラオケの発表や、動くルーターの話でした。PyConじゃないと聞けない発表なのかなと思いました。
最後に、来年の課題にはなると思うのですが、LTの発表をしたくてもできない方のこともちらほら聞いたので、もう少し枠を増やしたほうがよいのかどうか、再度検討をするのもありかなとも思いました。毎年、見直しが入るのがPyCon JPの魅力かなとも思っています。どんなLTにするかは、これから来年のスタッフが決めていくので、プログラムに興味のある方は、しっかりwatchingしてくださいね。そして、来年、当日受付のLTになった場合、LT参加希望の方は、早目の会場入りを検討してみてください! 毎年、見直しが入るのがPyCon JPの魅力かなとも思っています。
それでは、来年のPyCon JPのLTを楽しみにしていてください!
スプリント
スプリント担当のリュウ(Nan-Tsou Liu)と飯田です。
私と飯田さんの2人でスプリントの担当をやりました。お互いにはじめてスプリントを担当したので、手探りでいろいろとがんばりました。
スプリントはこれまでカンファレンスの翌日に一日だけ開催していましたが、今年は二日間の開催としました。一日目は40人ほど、二日目は50人ほどの方に参加していただきました。二日目には託児所も用意してみまして、子供連れの方でも安心してスプリントに集中できているようでした。
会場は日本マイクロソフト株式会社さんにお借りしました。おしゃれなオフィスでとても快適な作業環境でした。また、スプリント会場の隣には休憩スペースもあり、無料でドリンクを提供していただきました。
今年のテーマはどれも魅力的で、Pythonのコアな部分や最先端のジャンルを扱ったものが多かったです。もちろん、初心者でも自由に参加できるテーマもありました。DjangoでWebアプリを作るテーマなどは、初心者の方がPythonの面白さに触れてもらうのにぴったりでした。日本ではまだまだ知られてないテーマも多かったです。型ヒントやKivyといったテーマではドキュメントの翻訳やライブラリの編集などの、Pythonコミュニティへのコントリビューションとなる課題に取り組みました。Pythonでシェルスクリプトを扱うxonshという言語はまだリリース前ですが、スプリントで先行的に披露してもらいました。AWSなどのプラットフォームを使うテーマもあり、開発者向けの面白い議論ができそうです。他にはSleepyというプログラムを中断して中断点から再開するツールもあり、いろいろな刺激を受けられました。
スプリント会場を提供いただいたマイクロソフト様のご厚意で、スプリント会場の隣の部屋でマイクロソフト本社の機械学習のエキスパートによるプレゼンテーションが行われました。Python+Spark for Humanitarian Purposesというテーマで、内容はPythonとSparkを使ってTwitter、Facebook、Instagramなどの文章を解析して食糧問題のサポートツールを作ることです。PythonとSparkを用いた機械学習のメリットや、技術の実現方法と自然言語を解析する難しさなどを基礎的なところから分かりやすく説明してくれました。
来年もスプリントが開催されると思うので、PyCon JPのカンファレンスに参加してから、ぜひスプリントにも参加してみて、さまざまなテーマに取り込んでみてください。スプリントにいらっしゃる方は何かしら飛び抜けたところを持っているので、エンジニア同士の交流の場としてもおすすめです。広報をもうすこし頑張ればもう少し参加人数を伸ばせたかもしれないところが、ちょっとした反省点です。来年ではまた頑張ります。スプリントリーダーには誰でもなれるので、こんな内容をみんなでやろうぜ!という方は来年ぜひ参加してください。もちろん、1人でもやるぜ!という方も歓迎です。
最後に
今年は多くの企画があり、準備は非常に大変ではありましたが、やりがいのあるプログラムチームでした。さて、各企画のレポートはどうでしたか? 各企画の魅力や雰囲気が伝わりましたか? 来年のPyCon JP 2017では、トークや企画がどのようになるか、今からとても楽しみです。
現在、PyCon JP 2017はスタッフを募集しています。
プログラムチームは、PyCon JPの企画全般を担っています。自分ならこうするという意見や想いのある方、面白そうだから手伝ってみたいという方は、ぜひ2017年のPyCon JPスタッフとして参加してください。みんなで新しいPyCon JPをみんなで作っていきましょう!
それでは!