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かまぷとゆうこのデベロッパーズ☆ラジオ

Web開発、IoT、イベント、執筆。何でも屋の僕がたどり着いたDevRelという仕事――IoTLT 菅原のびすけさん

かまぷとゆうこのデベロッパーズ☆ラジオ #5 IoTLT 菅原のびすけさん


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実は地方の方がIoTの面白いアイデアが出てくる

ゆうこ 今まであったLTで、印象に残ってるものを教えてもらえますか。

のびすけ 初心者が「こういうの作ろうとして試してみたよ」みたいなのが結構好きなんですよ。とくに失敗するLTがすごい好きで。

かまぷ 失敗談いいよね。

のびすけ 「iPhoneを物理的にハックする」という内容で、iPhoneをパカっと開けて、LEDの部分に電極挿して、iPhoneのライトを付けるとちゃんと通電するらしい。それを使ってうまくラジコンを動かせないかということを、やろうとしたんだけどできませんでした。でもiPhoneから電気を取ってLEDを点ける(Lチカ)ことはできた、という発表なんです。

ゆうこ 体張ってる感じありますね。iPhoneが、結局壊れたんですもんね。

のびすけ 地方開催した時に面白いなと思うのが、IoTって生活に密着してる領域で、地方でやった時のほうが面白いネタがあるなと感じるんです。例えば都内だと、電車文化じゃないですか。でも地方に行くと車文化なので、車乗ってる時にこういうのあったらいいなというアイデアがあって。他には、福岡で開催したときにあったんですが、山でイノシシを捕まえるIoTとか。

かまぷ イノシシ! 地方のほうが面白いね。

のびすけ それって東京にいる人は絶対気付けない課題なんですよね。IoT領域は地方のほうが可能性あるんじゃないかなっていうのが、地方展開をしていて分かったのはありますね。

かまぷ そっか、地方だと外になるのか。なんかね、IoTって聞くとお家の中でなんかちっちゃいものを作ってみて、職場からアクセスするようなのがまず浮かぶんだけど。

ゆうこ いろいろな課題が外にある感じですね。自然の中に。

のびすけ そうなんですよ。しかも地方は公共機関が首都圏ほど発達してないんですよね。都内だと外歩いてて何か困ったことがあると、結構公共機関が何かやっててくれる。地方だと、課題があるのがそもそも山なので、公共機関とか無いし、みたいな。そういうのを、自分がなんとかできるんじゃないかって思うんだと思います。公共機関に頼ってられん、みたいな。

ゆうこ コミュニティ運営において苦労されている点とか工夫している点、先ほども懇親会の人数の見積もりとかってありましたけれども、それ以外に何かありますか?

のびすけ イベント集客のタイミングですね。イベントページに日程だけ先に公開して、ドタキャン防止のために募集開始を2週間前にする。

かまぷ&ゆうこ ああ~。

のびすけ 2週間前だったらみんな予定決まってるでしょみたいな。それで行くっていうのがあってそこに申し込みしてる人だったら、まあドタキャンはないよねとか。

かまぷ それやってみてどうだったんですか?

のびすけ 結構効果がありましたね。ある程度の歩留まりを予測するためにそれやるんですけど。でも最近は、ある程度のドタキャンが出ることも想定していますね。例えば、100人入るスペースだとしたら、150人の定員で募集をかけちゃうんですよ。で、ちょうどいいぐらいになる。それぐらいの感覚でやってるんで、最近は別にドタキャンがあってもいいかなっていうのはあったりしますね。

 でも、自分が参加する時の立場になると、1か月ぐらい前に見つけて申し込んだものって結構忘れてるんですよね、1か月後になると。他の優先事項が入ってしまってみたいなところがあったりするんで。そこはちょっと調整するようなやり方はしますね。さっき言った2週間前、1週間前に募集開始するとか。

ゆうこ 私も似たような募集の仕方のイベントを見たことがあって、あ、これ面白そうだなと思った時に参加ボタン押せないから忘れちゃってたんですよ。

のびすけ それもありますよね。最近それに悩んでいて。ていうのも、ここ2回ぐらいIoTLTの参加者がちょっと減ってるんですよ。3回前までだと、毎回200人超えてたんですね。今130くらいまで落ちてて。どうにか、何か工夫で解決できないかなって悩んでいます。

かまぷ 登壇者はあらかじめ決めてるんですか?

のびすけ 一応事前に決めています。Facebookグループ作ってるんですけど、そこでコメントしてもらって、「発表したいです」っていう人を入れてく感じですね。今までは結構ギリギリまで発表者と登壇内容をサイトに記載しなかったんですね。みんな「タイトル未定です」って。僕が参加者の立場で考えると、こういう発表があるなら行ってみたいというのは絶対あると思うんで、1週間前までに発表タイトルを出して下さいって言ってます。ルールを決めすぎると固くなってしまうからバランスが難しいんですけど。

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「僕がやってるのはまさにDevRelなんだ」と腑に落ちた

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この記事の著者

近藤 佑子(編集部)(コンドウ ユウコ)

株式会社翔泳社 CodeZine編集部 編集長、Developers Summit オーガナイザー。1986年岡山県生まれ。京都大学工学部建築学科、東京大学工学系研究科建築学専攻修士課程修了。フリーランスを経て2014年株式会社翔泳社に入社。ソフトウェア開発者向けWebメディア「CodeZine」の編集・企画・運営に携わる。2018年、副編集長に就任。2017年より、ソフトウェア開発者向けカンファレンス「Developers...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

かまた ひろこ(カマタ ヒロコ)

イベントとお酒と人が好き。TechLION/TechGIRL/Linux女子部界隈で活動。社会人ディベートサークル、JBDF役員。2014年よりSoftwareDesignにて軽酔対談『かまぷの部屋』を連載、2016年2月で終了。(特技:傾聴)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://codezine.jp/article/detail/9843 2016/12/16 18:25

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