米Microsoftは10月23日(現地時間)、Copilotの大規模アップデート「Copilot Fall Release」を発表した。今回のリリースでは、「よりパーソナルで実用的、かつ人間中心のAI」を実現するため、合計12の新機能が追加されている。
主要なアップデートの1つである「Groups」機能では、最大32人までがリアルタイムで共同作業できるグループチャットを実装。ブレインストーミングやプランニングを効率化し、Copilotが議論の要約やタスクの割り当てもサポートする。さらに「Imagine」では、AIが生成したアイデアを複数人で共有・編集できる。
一方で、個人利用向けの仕様も強化。新キャラクター「Mico」を導入し、ユーザーとの会話中に表情や色が変化するなど、より自然な音声対話を実現している。また、AIがユーザーの思考やタスクを長期間記憶できる「Memory & Personalization」機能を搭載し、情報管理や繰り返しのやりとりを簡略化した。記憶内容は自由に編集・削除でき、ユーザーが常に管理できる仕組みだ。
さらに、OneDrive、Outlook、Gmail、Google Drive、Google Calendarなどの外部サービスと連携し、複数のアカウントからドキュメントやメールを統合検索できるようになった。
加えて、Microsoft EdgeやWindows 11との連携も拡大。「Copilot Mode」を備えたEdgeでは、タブ情報の要約・比較や音声のみの操作など、AIによる効率的なブラウザ操作が実現した。
これらの新機能は現在米国で利用可能となっており、今後数週間のうちに他の地域でも展開される予定だ。なお、対応状況は市場やデバイス、プラットフォームによって異なる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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