SelenideによるWebアプリケーションテスト
さて、Selenideとその概要について説明してきましたが、ここで実際にSelenideを使ったE2Eテストを書いてみましょう。また、E2Eテストを書く際に保守性をあげる一般的な手法であるPage Objectパターンを導入してみます。
テスト対象
今回は日本Seleniumユーザーコミュニティが提供するテスト用サイトを題材とします。
対象は以下の3つのページから構成されています。
よくある画面構成なので、皆さんは一目見てどういったものなのか理解できると思います。
前提条件
実際にSelenideでテストを書くにあたり、以下のアプリケーションがインストールされていることを前提とします。
環境 | バージョン |
---|---|
Firefox | 54.0.1 |
GeckoDriver | v0.17.0 |
Oracle JDK | 8u131 |
Apache Maven | 3.5 |
IntelliJ IDEA | 2017.1.5 |
GeckoDriverについては実行可能な任意の場所に配置すれば問題ありません。
また筆者のOSはWindows 10 Home バージョン 1703 ビルド 15063で検証しました。
IntelliJ IDEAについては、Webアプリ開発を行うわけではないのでCommunity Editionで問題ありません。また、Selenideを使うだけであればIntelliJ IDEAやEclipseなどのIDEは不要ですが、後に説明するSelenideでの要素取得検証やデバッグの際に有用なため、IDEの併用をおすすめします。