SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

Raspberry Pi Zeroではじめよう! おうちで楽しむIoTレシピ

Raspberry PiとMicrosoft Azureを連携してIoTを活用しよう

Raspberry Pi Zeroではじめよう! おうちで楽しむIoTレシピ 第3回


  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

デバイスの登録

 デバイスエクスプローラーで、デバイスからAzure IoT ハブへ接続するための認証情報を登録します。「+追加」ボタンを押して、デバイスIDを登録します。

 「デバイスの追加」で、以下のように詳細情報を登録します。セキュリティを確保するため、キーは自動生成を選択しています。

  • デバイスID:デバイスIDを登録します(大文字・小文字の区別があります)
  • キーの自動生成:チェックボックスにチェックします
  • デバイスをIoT Hubに接続:「有効」を選択

 全て入力・選択したら「保存」ボタンを押します

デバイス情報の確認

 「デバイス エクスプローラー」「デバイスID」を選択し、デバイスの詳細を確認します。「接続文字列 - プライマリキー」の値は次の手順で使用します。

動作テスト

 Azure IoT SDKのサンプルプログラムを利用して、IoTハブへ接続します。

 ~/azure-iot-sdk-python/device/samples/iothub_client_sample.pyconnection_string = "[device connection string]"に、一つ前の手順で確認した「接続文字列 - プライマリキー」を貼り付けます。

 「接続文字列 - プライマリキー」の値を"[device connection string]"へ貼り付けるとき、値は"`(ダブルクォーテーション)で必ず囲って下さい。

$ cd ~/azure-iot-sdk-python/device/samples
$ nano iothub_client_sample.py
connection_string = "[device connection string]"

 サンプルプログラムを実行します。

$ ./iothub_client_sample.py

 iothub_client_sample.pyの実行時、以下のような出力になっていることを確認して、Ctrl+Cでプログラムの実行をキャンセルします。

 これで、Raspberry Pi ZeroとAzure IoT Hubが繋がりました。メッセージの送信数はダッシュボードから確認できます。

Raspberry Pi Azure IoT Web Simulatorの紹介

 Raspberry Pi Azure IoT Online Simulatorでは、温湿度・気圧センサーのBME280と、Raspberry Pi 2をシミュレーションし、プログラム実行のメッセージをIoT Hubへ送信するプログラムが用意されています。

 これで、Raspberry Pi本体とセンサーが手元になくても、オンラインシミュレーターからIoT Hubへの接続テストが容易にできます。

const connectionString = '[Your IoT hub device connection string]';

 サンプルで用意されているコードの15行目の[Your IoT hub device connection string]にIoT Hubのデバイス エクスプローラー → デバイスの詳細で取得した「接続文字列 - プライマリキー」を入力し、Runボタンを押してプログラムを実行してみましょう。

 IoT Hubへメッセージの送信ができていることを確認できたら、Stopボタンを押してください。

 次回は、Azure Web Appsを利用して IoTクリスマスツリーを作ってみましょう。

この記事は参考になりましたか?

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Raspberry Pi Zeroではじめよう! おうちで楽しむIoTレシピ連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

平 愛美(タイラ マナミ)

 熊本県出身のITエンジニア。2児の母で、趣味は写真とグルメ。最近はRaspberry Pi、Arduinoを使った家庭内IoTについて日々研究するIT系母ちゃんとして活躍中。主な著書は、『改訂3版 Linuxエンジニア養成読本』(寄稿、技術評論社 刊)、『Linuxシステム管理標準教科書』(共著、LPI-Japan)など。 ブログ:Mana Blog Next Twitter:@mana_cat

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • X ポスト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
CodeZine(コードジン)
https://codezine.jp/article/detail/10595 2017/12/22 01:21

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

CodeZine編集部では、現場で活躍するデベロッパーをスターにするためのカンファレンス「Developers Summit」や、エンジニアの生きざまをブーストするためのイベント「Developers Boost」など、さまざまなカンファレンスを企画・運営しています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング