デバイスの登録
デバイスエクスプローラーで、デバイスからAzure IoT ハブへ接続するための認証情報を登録します。「+追加」ボタンを押して、デバイスIDを登録します。
「デバイスの追加」で、以下のように詳細情報を登録します。セキュリティを確保するため、キーは自動生成を選択しています。
- デバイスID:デバイスIDを登録します(大文字・小文字の区別があります)
- キーの自動生成:チェックボックスにチェックします
- デバイスをIoT Hubに接続:「有効」を選択
全て入力・選択したら「保存」ボタンを押します
デバイス情報の確認
「デバイス エクスプローラー」「デバイスID」を選択し、デバイスの詳細を確認します。「接続文字列 - プライマリキー」の値は次の手順で使用します。
動作テスト
Azure IoT SDKのサンプルプログラムを利用して、IoTハブへ接続します。
~/azure-iot-sdk-python/device/samples/iothub_client_sample.py
のconnection_string = "[device connection string]"
に、一つ前の手順で確認した「接続文字列 - プライマリキー」を貼り付けます。
「接続文字列 - プライマリキー」の値を"[device connection string]"へ貼り付けるとき、値は"`
(ダブルクォーテーション)で必ず囲って下さい。
$ cd ~/azure-iot-sdk-python/device/samples $ nano iothub_client_sample.py connection_string = "[device connection string]"
サンプルプログラムを実行します。
$ ./iothub_client_sample.py
iothub_client_sample.py
の実行時、以下のような出力になっていることを確認して、Ctrl+Cでプログラムの実行をキャンセルします。
これで、Raspberry Pi ZeroとAzure IoT Hubが繋がりました。メッセージの送信数はダッシュボードから確認できます。
Raspberry Pi Azure IoT Web Simulatorの紹介
Raspberry Pi Azure IoT Online Simulatorでは、温湿度・気圧センサーのBME280と、Raspberry Pi 2をシミュレーションし、プログラム実行のメッセージをIoT Hubへ送信するプログラムが用意されています。
これで、Raspberry Pi本体とセンサーが手元になくても、オンラインシミュレーターからIoT Hubへの接続テストが容易にできます。
const connectionString = '[Your IoT hub device connection string]';
サンプルで用意されているコードの15行目の[Your IoT hub device connection string]
にIoT Hubのデバイス エクスプローラー → デバイスの詳細で取得した「接続文字列 - プライマリキー」を入力し、Runボタンを押してプログラムを実行してみましょう。
IoT Hubへメッセージの送信ができていることを確認できたら、Stopボタンを押してください。
次回は、Azure Web Appsを利用して IoTクリスマスツリーを作ってみましょう。