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SORACOMでIoTをもっと楽しく、手軽に

現場のデジタル化を手軽に実現! SORACOM LTE-M Button Plusで「今日からできるIoT」

SORACOMでIoTをもっと楽しく、手軽に 第1回


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【2】取得した磁気式スイッチのデータを見る

 無事設置が完了したので、実際に活用するための仕組みを作っていきます。

 まずはデータの可視化を行いますが、今回はSORACOMのデータ収集・蓄積サービス「SORACOM Harvest」を利用します。

SORACOM Harvestとは

 IoT開発の初期段階でよくあるのが「センサーから上がってくるデータを簡単に可視化できないだろうか?」という課題です。一般的にセンサーデータを可視化するためにはSaaS(Software as a Service)を準備してそこで可視化することになりますが、調査や比較検討をする手間がかかります。SORACOM Harvestを利用することで「まずデバイスからのデータを可視化」することが可能になります。

SORACOM Harvestの設定を行う

 SORACOM コンソールにログインした状態で、左上の[Menu]>[SIM グループ]を選択します。

[Menu]ボタン
[Menu]ボタン
[SIM グループ]を選択
[SIM グループ]を選択

 [追加]で、SIMグループを作成します。グループ名は任意で構いませんが、今回はlte-m-buttonとしました。

[追加]ボタン
[追加]ボタン
グループを作成
グループを作成

 先ほど作成したSIMグループの設定画面に移動します。この中では2つの設定を行います。

 まず[SORACOM Air for Cellular 設定]をクリックした後に表示される「バイナリパーサー設定」を[ON]にした後、フォーマットに@buttonを入力し[保存]します。これにより、新たな設定なしでSORACOMで本ボタンのデータを見ることができるようになります。

[SORACOM Air for Cellular 設定]を選択
[SORACOM Air for Cellular 設定]を選択
「バイナリパーサー設定」を[ON]に
「バイナリパーサー設定」を[ON]に

 次に[SORACOM Harvest 設定]をクリックした後に表示されるスイッチを[ON]にして[保存]します。

[SORACOM Harvest 設定]を選択
[SORACOM Harvest 設定]を選択
[ON]に設定
[ON]に設定

 SORACOM LTE-M Button Plusは「SIM」として登録されているため、SIM管理から操作します。

 SORACOM コンソールで左上の[Menu]>[SIM 管理]を選択します。

[SORACOM Harvest 設定]を[ON]に
[SORACOM Harvest 設定]を[ON]に
[SIM 管理]を選択
[SIM 管理]を選択

 SORACOM LTE-M Button Plus(SIM)にチェックを付けて>[操作]>[所属グループ変更]を選択します。

SORACOM LTE-M Button Plus(SIM)をチェック、[操作]>[所属グループ変更]を選択
SORACOM LTE-M Button Plus(SIM)をチェック、[操作]>[所属グループ変更]を選択

 新しい所属グループを、先ほど作成したグループにして[グループ変更]をクリックします。

SIMの所属グループ変更
SIMの所属グループ変更

 これでSORACOM LTE-M Button Plusから送信されたデータは、SORACOM Harvestで可視化される設定になりました。

実際に取得したデータを確認してみる

 SORACOM Harvestでデータを見てみましょう。SORACOM コンソールで 左上の[Menu]>[SIM 管理]を選択します。

[Menu]ボタン
[Menu]ボタン
[SIM 管理]を選択
[SIM 管理]を選択

 SORACOM LTE-M Button Plus(SIM)にチェックを付けて>[操作]>[データを確認]を選択します。

SORACOM LTE-M Button Plus(SIM)をチェック、[操作]>[データを確認]を選択
SORACOM LTE-M Button Plus(SIM)をチェック、[操作]>[データを確認]を選択

 すると下図のようにグラフと共に送信されたデータが確認できます。

データを確認できる
データを確認できる

 手順にすると長くなりますが、慣れてくると10分程度でデータの可視化を行うことができるようになります。

注意点

 本章ではSORACOM Harvestを利用しました。SORACOM LTE-M Button Plusを利用するための費用の他SORACOM Harvestの費用が必要となります。各サービスの料金表をご確認の上、かかる費用についてご留意ください。

次のページ
【3】磁気式スイッチのデータをトリガーにメール通知を送る

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この記事の著者

松下 享平(株式会社ソラコム)(マツシタ コウヘイ)

 株式会社ソラコムの事業開発マネージャーとして主にデバイスの企画を担当しながら、エバンジェリストとして、SORACOMサービスを企業・開発者により理解、活用いただくための講演活動を担当。90年代半ばの地方ISPの立ち上げをキャリアスタートとし、主にインターネットを取り扱ったシステムインテグレーターを...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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