Concordiumブロックチェーン、開発者へ最大2万米ドルを提供する助成金プログラムを発表

　スイスのConcordiumは、信頼性、信用性、持続性のあるブロックチェーン業界を構築するための継続的なコミットメントの一環として、グローバルな開発者を対象としたパートナーシッププログラムを発表した。

　Concordiumは、開発者や企業の要求に焦点を当て、将来の規制ルールを考慮することで、これまでブロックチェーン技術の普及を妨げてきた問題を持続的に解決するべく、スイスの非営利財団によって設立された。学者やブロックチェーン業界のベテランたちを厳選して支援するとともに、2018年から独自のブロックチェーンと暗号通貨の開発を続けており、業界がこれまでに関連してきた価値観の再定義に貢献することを目指している。

　今回発表された新しいプログラムでは、業界の第一人者たちと共に活動をする機会を開発者に提供し、ブロックチェーンと暗号通貨技術の可能性を最大限に引き出す援助を提供する。

　具体的には、Skypeの元COOであり、Mangrove Capital PartnersのMichael Jackson氏のほか、スイス連邦工科大学チューリッヒ校のUeli Mahrer教授とHans Gersbach教授などが参加するConcordiumのエグゼクティブ＆ステアリング・コミッティのメンバーと一緒に活動することが可能。また、初回助成金として最大2万米ドル、フォローアップ助成金として7万5000米ドルが提供される。助成金はGitHub上で透明性をもって追跡され、ユーロ、米ドル、またはConcordiumの暗号通貨であるGTUで支給される。

　同プログラムは、ConcordiumやRust言語のエコシステムに貢献したいと考えている開発者や技術プロジェクトを対象としている。