ポテパンは、未経験からプログラミングスクールに通っていた経験のある人を対象に実施した、「プログラミングスクールの失敗」に関する実態調査の結果を5月9日に発表した。同調査は、4月14日~15日の期間に行われ、109名から有効回答を得ている。
調査対象者に、プログラミングスクールに通った理由を尋ねたところ(複数回答)、「エンジニアへの転職のため」(56.0%)、「単にスキルを身につけたいから」(36.7%)、「プログラミングの学習方法と学習習慣をつけるため」(27.5%)が上位を占めた。
プログラミングスクールに通った理由として、「わからない/答えられない」以外の回答をした人に、その他の理由を自由に答えてもらったところ、「フリーランスを目指したかったから」「これからの時代に必要だと思ったから」といった回答が寄せられている。
スクール卒業後の就職・転職活動を通じて、「エンジニア職」の内定を獲得したかを尋ねた質問では、「内定を獲得した」が78.9%に達した。
スクール卒業後にエンジニア職での内定を獲得した人に、エンジニアとしての仕事内容への満足度を尋ねたところ、「かなり満足している」が37.2%、「やや満足している」が44.2%となっている。
エンジニアとしての仕事内容への満足度について、「まったく満足していない」「あまり満足していない」と答えた人に、仕事内容への満足度が低い要因として「開発作業の少なさ」が関係していると思うかを尋ねた質問では、「非常にそう思う」が26.7%、「ややそう思う」が33.3%を占めた。
スクール卒業後にエンジニア職での内定を獲得した人に、エンジニアとしての仕事に対する不満を自由に答えてもらったところ、「自分の興味あることを開発できる機会は少ない」「自分のトライしたい案件ができない」といった回答が寄せられている。
スクール卒業後にエンジニア職での内定を「獲得していない」と答えた人に、卒業後の状況を尋ねた質問では、「スクールの求人紹介は特になく、自身で開発できる企業を探している」が21.7%、「スクールの紹介先で内定がなく、自身で開発できる企業を探している」が30.4%となった。
今後、プログラミングスクールへ通う人に対して、スクールに通う条件として必要だと思うポイントを挙げてもらったところ(複数回答)、「開発経験が積める企業への就職サポートがある」(56.9%)、「卒業後に選考に進める提携自社開発企業が豊富にある」(42.2%)、「転職できなかったら全額返金などの返金制度がある」(33.0%)が上位を占めている。
スクールに通う条件として必要だと思うポイントを、自由に答えてもらった質問では、「転職活動を相談できる専属のサポーターがいる」「業界のトレンドや慣習などしっかり捉えている指導陣であること」といった意見が寄せられた。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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