レバテックは1月31日に、同社の運営するITエンジニア・クリエイター専門エージェント「レバテック」が、IT企業における経営層から課長までの管理職クラスの社員を対象に実施した、“リスキリング”に関する意識調査を発表した。同調査は、2022年12月26日~27日の期間に行われ、300名から有効回答を得ている。
調査結果によれば、「リスキリング」というワードについて「知っている」という回答は34%だった。
ITスキルを社員へリスキリングする必要性を感じている管理職は60.3%に達し、とりわけ従業員数が101名以上の企業で6割を超える結果となり、より必要とされていることがわかる。
「社員へITスキルをリスキリングする必要がある」と答えた人に、その理由を尋ねたところ、「社員によって、ITリテラシーやスキルに差があるため」(41.4%)、「求めるスキルを持った人材の採用が難しいため」(23.2%)、「社内でDX化を進める人材が不足しているため」(17.7%)が上位となっている。
社員へのITリスキリングは「必要ない」、または「わからない」と答えた人に、その理由を尋ねた質問では、「どんなスキルを身に着けさせればいいかわからない」(31.1%)が最多となった。
社内でのリスキリング施策の実施状況をみると、リスキリング施策を現在実施しているIT企業は20.3%に留まり、「実施しておらず、する予定もない」という回答が36%でもっとも高い。
対象とするスキルは「クラウド技術」(55.7%)、「データ解析・分析」(52.5%)、「AI関連知識・技術」(54.1%)などが多く、社内研修で実施する企業が大半を占めている。
リスキリング施策を行う上で難しい点があったかを尋ねたところ、「難しいと感じた点があった」という回答が57.4%に達した。
もっとも難しいと感じた点としては、「参加社員の業務との両立」(40%)がもっとも多く、「社員の意欲・モチベーションの維持」(22.9%)がそれに続いている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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